合法的な麻薬ジャンクフード
人間はストレスが溜まると 脂分・糖分・塩分等を欲します。
そんな時 簡単に手に入るジャンクフードへ走りやすい。
その欲望を止めようと思っても抑えられず、それらを暴食後
結果的にまた自己嫌悪に・・・という完全な悪循環・・・
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今回の実験で ジャンクフードばかり食べさせていたラットは まず 食べる事が強迫行為となってしまい体重の増加がみられた。
後にジャンクフードを食べたら足に不快な電気ショックを与える実験には それを受けると分かっていてもジャンクフードを食べ続けた事 を確認。
一方、バランスのとれた健康的なエサを食べたラットは 体重もさほど増加せず、後のジャンクフードに手を出すと与える電気ショックには すぐに適応し ジャンクフードを食べるのを止めた事を確認。
さらに、ジャンクフードばかりだったラットからジャンクフードを取り上げ 健康的な食餌に換えると、肥満ラットはハンストに入り、 2週間ほとんど何も食べようとしない いわゆる自発的飢餓状態となり 中には「自傷行為」までしたラットもいたそうです。
肥満ラットが中毒的な行動を示したことを確認した後、このラットの脳内で何が起きているのかを調べた。
これまでの研究で、コカイン中毒者の脳内ではドーパミンが大量に放出され、D2受容体が過剰に刺激されていることが分かっている。
脳は過剰刺激に対して、D2受容体の活動を低下させて それに適応しようとする。
結果、報酬感受性が急落する。
つまり快楽的刺激に対して不感症になるという事。
コカイン中毒者の場合、報酬応答の鈍化に対応してコカインの刺激をより頻繁に必要とするようになる。
その他 麻薬の摂取量が増えていくのと同じ。
「ジャンクフード」と「ラット」でも同様の報酬応答の鈍化が認められ、この鈍化は、高カロリー食品を与えられなくなってから少なくとも2週間続いた。
世界各国のジャンクフードへの取り組み
メキシコでは高カロリー食品
100gあたり275キロカロリー以上の食品に、一律8%課税
イギリスでは16歳以下を対象としたテレビ番組内での
ジャンクフードの広告は実質的に禁止
その他ハンガリーでは肥満防止の為にジャンクフードに課税。
ポテチ1袋に80円程度
韓国でも既にジャンクフードのTVコマーシャルは 午後5~7時は禁止だそうです。
(ハンバーガーのCMは野菜比率を上げて何とかクリアし一応放送OKにしたらしい)
フランスでは砂糖の添加された炭酸飲料に課税する通称ソーダ税が既に施行
またウォルト・ディズニー・カンパニーでさえも2015年から同社が運営するテレビチャンネルやウェブサイトからジャンクフードの広告を排除すると発表しています。
現在アメリカ全体でも 長年検討されてきたジャンクフード税ですが 近年再度課税の方向で検討しているそうです。
台湾でも
そう思うと昨今の若者が「何だかダルイ」「食欲が沸かない」「何だかイライラする」とかはこんな所から来ているのではないでしょうか?
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ジャンクフードとは
エネルギー(カロリー)は高いが、他の栄養素であるビタミンやミネラルや食物繊維があまり含まれない食品のこと。
「お砂糖や脂分の多い食べ物や飲み物、キャンディー、ケーキ、ファーストフード、アルコールのように「不健康」と考えられるもの」日本だと ラーメン、ドーナツ、フライドチキン等のファーストフード類 ポテトチップス・ポップコーン等々のスナック菓子 ケーキ類 その他清涼飲料水等々。
特別に調製された物は除く
(野菜いっぱいのハンバーガー等)
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参考URL
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a seedプロデューサー
現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から
健康的な食事に興味を持ち
食事と健康についての研究や講演
料理プロデュースをやらせて頂いております。
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