ジャンクフードがやめられない理由《A seedさんより》
この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方でも見られますので教えてあげてくださいね。また[+読者になる]を押してくだされば都度に配信されます。
【ジャンクフードがやめられない理由】
[脳が誘惑されている! ジャンクフードをやめられないわけが研究で判明]
という記事を読みましたが 論文を直訳の為か 結構長くて分かりにくかったので 僕なりに読み解いてみました。
食品科学者のスティーブン ウィセリー博士は、20年ほど前から、ほかの食べ物よりも病みつきになりやすい食べ物がある理由について研究してきたそうです。
食べ物を食べたときに美味しく感じさせる要素が
大きく分けて2つ有るそうです。
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1つは 食感です。
これは もちろん味付けも有りますが
カリッとかパキッというような歯ごたえのような物も含みます。
この「食感」の為に 日夜 大手メーカーは必死に研究しているそうです。
そのくらい凄い研究をしているのですから
美味しく錯覚させられてしまうのは当然かもしれません。
2つめは 食品の成分です。
ジャンクフードの食品メーカーは、
脳を刺激し、何度でも繰り返し食べたくなるような、
塩、砂糖、脂肪の完璧な組み合わせを徹底的に研究しています。
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ではどんな方法で病みつきにさせているのか?
各メーカーいろいろな手法が有るようです。
その1
1つの食べ物に異なる食感を合わせる手法
とろけるようなクリームの中にカリッとするキャラメルやクッキーを忍ばせる手法
その2
唾液を沢山出させるような物
バター、チョコレート、サラダドレッシング、アイスクリーム、マヨネーズといった乳化させた物は唾液の分泌を促し 美味しく錯覚させます。
一般的に ソースやシロップがかかった物を好むのもこれです。
その3
口の中で溶けて消える食感。
これは脳に・・・
実際に 食べている割りに 量は少ないと錯覚させる為だそうです。
その4
食べ飽きるのを防ぐような感覚を植えつける。
通常 刺激がないと食べ物は 飽きやすいものですが
飽きないような味付けや音を出来るだけ追求しているそうです。
その5
カロリーが低いように錯覚させる。
「栄養は有ってもお腹は膨れていない」と
脳を言いくるめるように作られているそうです。
だからついつい食べ過ぎてしまうんですね。
その6
過去の快感を思い起こさせる。
以前 食べた時の美味しいと錯覚させた記憶を
常に思い起こさせる手法。
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これらジャンクフードの依存をを断ち切るために・・・
結論を言ってしまえば 食べてしまうから依存してしまうとの事
ジャンクフード食べないようにして 健康的な食事をすれば
まったくジャンクフードを食べなくても平気になるそうです。
当たり前と言えば当たり前ですが
その当たり前のことがなかなか出来ない人が多いのも事実。
その方法は3つ
1つ目は
スーパーへ行ったら外側だけ回ること。
加工食品は内周側に多いので 外側の生鮮食料品のみにする作戦
2つ目は
原材料は5つまで作戦 5つ以上の原材料が含まれている食品は買わない。そういう食品は、もっと食べたくなるような仕掛けが施されている可能性大だからです。
3つ目は
脳は刺激を求めるので 柔らかい物と硬い物や新しいスパイス等を購入してその欲求を満足させる手法。
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結局ジャンクフードを食べたくなるのは ストレスからです。
ストレスとどう付き合うかで ジャンクフードに依存するかしないか変わって来ます。
ストレスを感じた時には
シンプルな呼吸法や瞑想も良いでしょう。
その他 軽い運動やエクササイズなども良いと思います。
原文 URL
http://jamesclear.com/junk-food-science
筆者 James Clear
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a seedプロデューサー
現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から
健康的な食事に興味を持ち
現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や講演
料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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写真は 博士と 博士の本の表紙
まだ 英語版のみのようです。