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《食⇔健康をもっと知ろう》

モンサントの歴史 《 A seed さんより 》

この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方も見られますので教えてあげてくださいね。また [+読者になる] を押してくだされば都度に配信されます。
 
 
モンサントの歴史 】 
 
 
遺伝子組み換え作物と それとセットで販売している除草剤ラウンドアップを扱うモンサントという会社。
 
どんな会社かちょっと調べてみました。
アメリカのミズーリ州 クレーブクールに本社を持つ多国籍バイオ化学メーカー。
 
2008年の売上高は日本円で1兆円以上
遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。
研究費などでロックフェラー財団の援助を受けている。
また自社製の除草剤ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで販売している。
 
モンサントという名前は 初代社長の奥さんの名前オルガ・モンサントから取ったらしいです。
 
そのオルガ・モンサントの父親も 米国領 バージン諸島で製糖会社の投資家でした。その会社は人工甘味料サッカリンをコカコーラ社に販売していたそうです。
 
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1901年、ミズーリセントルイスに ジョン・F・クイーニイにより創業。
 
その後バニリン、アセチルサリチル酸(商品名アスピリン)、サリチル酸の製造を開始。
 
1929年にはスワン化学会社からモンサントに名称変更 その頃からPCBなどを製造。
 
その当時から 遅くとも1937年には同社内で具体的に分かっていたにもかかわわらず、1977年に米国でPCBの製造が禁止されるま40年間 放置されてきた。
 
その間も モンサントの工場の近隣黒人地域社会では PCB汚染が騒がれ ガンや流産等の異常な発生率から深刻な状態にあったが それらはモンサントによって 徹底的に隠蔽されていた。
その後1990年代の半ばになって、こっそりと敷地の除染や周辺不動産の買い上げを始めたものの、PCBが汚染源になっていることは未だに完全否定し続けている。
 
1944年には 他の15社と共同でDDTの製造を開始。
 
DDT
(自然界で分解されにくく、長期間にわたり土壌や水循環に残留し、食物連鎖を通じて人間の体内にも取り込まれ、神経毒として作用するため後に使用禁止 但し発展途上国マラリア撲滅のために一部現在でも使用されている)。
 
1960~1970年代には ベトナム戦争で米軍が使う「枯葉剤」を製造。
 
1970年 グリホサート 商品名ラウンドアップ開発。
 
1977年 PCBの毒性が明るみ出て製造中止。
   日本でも 1972年にPCBは製造禁止。
 
1985年 買収によってアスパルテームを製造開始。
 
1996年、ニューヨークで、「ラウンドアップが生分解性で土壌に蓄積されません」「安全で人や環境への有害な影響を引き起こすことはありません」といった一連の安全性に関する広告が、虚偽かつ誤解を招く広告として判決が出た。
 
またフランスの最高裁は、ラウンドアップの主な成分のグリホサートは、欧州連合(EU)が環境に危険だと分類しているため争われていた裁判で、生分解性で きれいな土壌を残すという広告は虚偽広告という判決が出た。
 
どちらも広告にウソが有ったという事。
 
1970年代に、ベトナム戦争で使用された枯葉剤によるPCB被害が明らかになり、ダイオキシンの後遺症に苦しむ4万人を超えるベトナム帰還兵が集団で提訴。
 
1984年にモンサント等の製造会社側は、枯葉剤の被害を認めないまま、原告側に補償金を支払うことに合意した。
 
その後 PCB被害者が2002年に原告3500人規模の集団訴訟を起こし 結果 陪審員全員一致の表決によりモンサントが敗訴したにも関わらず 未だに PCBの毒性は一切認めていない。
 
モンサントが信頼されない理由 信用されない理由はこの辺にあるのではないでしょうか?
 
もし上記の辺りが クリーンになっていたら もう少しモンサントに対して違う見方も有ったかもしれません。
 
その他 最近のモンサントの話題は以下にも詳しく載っています。
 
PCB(ポリ塩化ビフェニル)Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/ポリ塩化ビフェニル。

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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち

現在は静岡県焼津市の会員制レストランで

食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

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