日本の出汁はインスタント 《 A seed さんより 》
この項はフェイスブックpageのA seed記事の転載です。フェイスブックをやっていない方も見られますので教えてあげてくださいね。また [+読者になる] を押してくだされば都度に配信されます。
【 日本の出汁はインスタント 】
近年 料理人でも鰹節を削らない人が多いそうです。
今は「最初から削ってある物」で出汁をとる人が大半
(削る専門の業者さんが沢山います)
最近は 削りカスが出るから嫌だと液体調味料使う人も増えているそうです。
海外ですとフォン(出汁)を取るのに数時間はザラです。
日本の鰹節と昆布は 沸騰させる時間が少々有れば完成。
これは鰹節や昆布自体に相当手間を掛け ほぼインスタントの「出汁の素」として完成しているからです。
だから日本では ちょっと手を加えれば 出汁が簡単に引けます。
今日のフローチャートは 昆布を使い 鰹節を削って みそ汁を作る時間とカップラーメンを作る作業時間を比べた物です。
ご覧のように時間的にはホトンド変わりません。
ただお湯が沸く間に鰹節を削ったりする手間が掛かるだけなのです。
しかも良質なタンパク質を20~30種類も含んでいて 必須アミノ酸もバランスよく含んでいます。
ある意味 天然のアミノ酸飲料なんです。
アミノ酸はバランスよく摂らないと 一番少ない物でバランスを取ろうとしてしまいますので そういった意味でも本当に便利な食品だと思います。
ただ削った瞬間から 酸化が始まり劣化して行きますので削ったらすぐに使う 若しくは食べるようにして下さい。
削りたての鰹節は本当に風味も良く 普通にご飯にかけても 卵かけごはんにも おひたし 冷奴等々 何に掛けても美味しいですし 出汁を引き 味噌やしょうゆで味付けするだけで 本当にホッとする味に・・・
日本の「出汁」は古来から簡単で 且つ必要な栄養分までバランスよく兼ね備えた 究極のインスタント食品です。
もし近所に売ってない場合は「鰹節販売」で検索してみて下さい。沢山業者さんがヒットしますよ♪
削るのが「手間がかかる」とか「難しい」っと言うのは ある意味企業の刷り込みです。
やってみれば分かりますが本当に簡単。
何もおかずが無い時でも これさえあれば本当にご馳走を作るのは楽になります・・・
当店でも 目の前で削って 鰹節を実際に食べてみて 「自分も鰹節を削りたい!」っという若い女性が多く 実際に鰹節削り器を買って「削るのが楽しい」「お料理が楽しい!」と仰る方も増えています。
美味しければ ちょっとした手間をかける事も喜びに変わります。
ちゃんとした手順で作れば 料理は美味しくて楽しいものに変わります。
まずは鰹節を削ってみませんか?
それで 新しい世界が開けるかもしれません。
実際に削るようになって そう仰る方 増えています。
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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち
現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品の一望は waca-jhi's diary
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