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遺伝子組み換えサーモンで大波乱

  我が国のパブコメとは、大いに違っているようですね。 - waca-jhi -

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【 遺伝子組み換えサーモンで大波乱 】


以前 お話した遺伝子組み換えサーモン(以下 GMOサーモン)

やはり米国でも承認するしないで 大騒ぎらしいです。

米国で作られたGMOサーモンのパブリックコメントを昨年3月から 受付 5月末に受け付けを終了

 いよいよ昨年暮れに発売かと思われたのですが

実は一年以上経った 今年 11月13日の時点(昨日)でも 未だに正式に承認されていないようです。

最新の情報では 新たに カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事もGMOサーモンは全面的に禁止との意向を打ち出しサインしたとの事。

さらに現在200万人以上の署名も集まり 未だにFDA(食品医薬品局)日本で言う 厚生労働省オバマ大統領も認可できずにいるそうです。

その他 大手量販店各社も このGMOサーモンは取り扱わないと誓約した との事。

日本や韓国向けのナタネやコーンやダイズには 簡単に認可を出す米国ですが いざ自分達がそれを食べるとなると躊躇する人たちも多いようですね。

このサーモンは、マサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジーズが開発したもの。

一般的なサーモンに成長の早いキングサーモンの成長ホルモン遺伝子を組み込み 通常の2倍以上のスピードで成長するよう改良したサーモン。

本来 正式な名前が有るのですが すでに消費者からは「フランケンフィッシュ」とか「ミュータントサーモン」とも呼ばれています。

さて 現在 米国では遺伝子組み換え食品の表示義務が有りませんでしたが
最近はバーモント州を皮切りに コネティカット州メーン州 オレゴン州等で表示義務化が進んできています。

今までも米国の消費者から「どうして米国だけ表示の義務がないのか?」「自分達が食べている物は知る権利がある!」っとの声が上がっているそうです。

また日本では そもそも遺伝子組み換え食品について基準が甘い為

現状でも ミソやしょうゆ サラダオイル 菓子類などに大量に使用され世界一の遺伝子組み換え輸入大国ではないかと言われています。

日本ももっと声を上げないと済し崩し的に普及してしまいます。

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私達は実験動物ではありません。

今回 もう1つ懸念されているのは

このままGMOサーモンがOKとなれば 他の動物もOKという風に なし崩し的に許可が下りる可能性が高いのも問題です。
(次はカナダの遺伝子組み換え豚が最有力)

現在 この「GMOサーモン」は
パナマにある外界とは遮られた水槽内で養殖されているそうです。

しかし このサーモンが自然界に及ぼす影響は未知数。

くれぐれも変な輩が自然界に放流しないように切に願います。

当初は影響ないと言われていても 環境に適応し人間の想像以上の形で繁殖する可能性も無きにしも非ず。

今までも想定外の事ばかりでしたから鵜呑みにする訳にも行きません。

それにしても これらサーモンは実際に発売されたら

日本でも回転寿司等のサーモンやイクラ 缶詰・瓶詰め コンビニおにぎりお弁当などは これらになる可能性大です。

昨年から今年に掛けてモンサント保護法が廃止になったり遺伝子組み換え食品の表示義務化等 明るい話題も有ったのですが このサーモンを巡って まだまだ米国内の動向から目を離せません。

カリフォルニア州の 詳しい情報は 以下参照下さい。
http://www.naturalnews.com/047628_GM_salmon_GMO_ban_California.html#  

                    

a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち

現在は静岡県焼津市の会員制レストランで

食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/jeffrielau

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