TPP参加で懸念される更なる農薬・添加物の規制緩和
元 農水大臣山田正彦さんの記事も併載させていただきます。ATJ【国際家族農業年で問われる日本の政策】http://altertrade.jp/archives/8610#yamada waca-jhi
〈1971…ジフェニル〜レモン、オレンジ、
グレープフルーツ等(含み紙を同封)〉
〈1977…OPP〜柑橘類全般(表皮に塗布)〉
〈1977…OPP-Na〜柑橘類全般(農薬に浸漬)〉
〈1978…チアベンダゾール〜柑橘類バナナ(農薬に浸漬)〉
〈1992…イマザリル〜みかんを除く柑橘類全て。バナナ(農薬に浸漬)〉
〈2011…アゾキストロビン〜杏・黄桃・みかんを除く柑橘類全て・キウイ・ザクロ・李(すもも)・西洋梨・ネクタリン・枇杷・リンゴ・桃、その他〉
〈2013…アゾニストロビン〜みかんを除く柑橘類全て。(収穫後外皮に散布)〉
〈2013…ビリメタニル〜杏・黄桃・みかんを除く柑橘類全て・キウイ・ザクロ・李(すもも)・西洋梨・ネクタリン・枇杷・リンゴ・桃、その他(※2005年に一度取り消しになっているが再び認可されていす。)〉
我が国の農産物の農薬使用量(※JA:全農関連の農産物の場合)が中国と並び世界一・二である事は度々掲載して来ました。
更にTPP参加が決まった場合は、より一層の農薬・添加物の使用の緩和が懸念されています。
TPPの目的の一つには、参加国間の貿易をスムーズにする事があります。
それにより参加国間で異なる認可されていない農薬や添加物が、貿易の妨げにならずスムーズに行われる様に国際的に共通化しようと云う動きがあるのです。
参加国間の農薬・添加物が貿易の弊害とならない様に、現在日本では認可されていない農薬・食品添加物が新たに認可される可能性が極めて高くなります。
一般的には農薬や添加物が認可される迄には時間が掛かるケースも少なくありません。
しかし農薬や添加物が国際汎用の場合では、国内での試験は行わず海外の使用国のデータがそのまま使われる為、認可が迅速に下りる事になります。
農薬や添加物の使用が多い現在の日本の食の現状。
この上更に安全性が失われる事になります。
只でさえ現在日本は世界一の癌大国です。
農薬や添加物が今以上に増えたらどうなるのか?
TPP参加による輸出面でのメリットはありますが、それにより多くの国民が健康被害を負う事になります。
メリットよりも何倍ものデメリットがあるのです。
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