缶コーヒー
治療院に来られる男性クライアントさんの中には、「缶コーヒーが大好き」という方が多いです。
すごい人だと、一日5本とか飲んじゃうそうです。
しかも、砂糖や人工甘味料、脱脂粉乳によって、甘く、飲みやすくアレンジされた商品が好き。
《 F.B.友のOさんが身近にどこにでも見かける缶コーヒーについてupしてくださいました 》
炎症がなかなかひかなかったり、一日中、カラダがだるくて疲れやすかったり。
そんな時には、「もしも、健康を回復したいと望まれるなら、この習慣、しばらく止めてみませんか?」キッパリと、こう提案させていただきます。
そもそも、缶に入っているものを、はたしてコーヒーと呼んでしまって良いものか。
コーヒーは淹れたてが美味しいのであって、長期保存を目的に作られ、金属製の容器に格納されたものをコーヒーと呼んでしまっては、コーヒーの神様に申し訳がないっ!
しかも、缶コーヒーには、コーヒー豆以外の原材料が多数使用されています。
前述したもの以外にも、乳化剤や香料などなど。
これは「ブラック」と表記されているものとて例外ではありません。
なぜ、もともと香り高い飲み物にも関わらず、香料が必要なのか。
それは、原料の豆の抽出に添加物を使うから。
本来、1キロのコーヒー豆から挽けるコーヒーは、通常、カップ70杯くらい。
しかし、添加物のリン酸塩を使えば、抽出効果が飛躍的に上がり、3倍=210杯くらいは作れるのです。
でも、3倍に薄めちゃってはもはやコーヒーじゃありません。
しかし、作る側にとっては、コストダウンにつながるわけで企業がこれを使わない手はありません。
しかし、肝心のコーヒーの風味が薄くなってしまうため、ここで香料の登場とあいなるわけです。
コーヒーの香料として一般的に使われるのは、酢酸ベンジルという有機化合物。
これは、プラスチックや樹脂などを溶かす触媒として用いられ、脂溶性が強く、皮膚に触れると脱脂を起こす発がん性物質。
吸い込むと、肺や目に障害を起こす可能性のある添加物なのです。
このようなものを一日5本も飲んでいて、健康であろうはずはない。
現に、缶コーヒーを飲む習慣を止めてもらい、かわりに白湯や三年番茶を魔法瓶に入れて職場に持っていってもらうようにしてから、頭痛が減ったとか、原因不明の痛みがとれた、カラダのだるさがなくなった、という方は、案外多いのです。
どうしてもコーヒーを飲みたいというなら、自分で手淹れするのが良いです。
で、あまり飲み過ぎないこと。
そして、缶コーヒーがやめられない人には、良心的な商品を製造販売しているメーカーの商品をおすすめします。
そうした商品を作っているメーカーは、大手メーカーのような大げさなテレビCMに多額の広告料を使うことはしません。
製造コストを本来の商品製造に用いるゆえ、一般的に消費者の商品知名度は低いです。
たとえば、ポッカコーポレーションは、発売当初から無香料で製造し、脱酸素製法といって、
コーヒーを缶詰めする工程で空気に触れる時間をできるだけ短くすることで、コーヒーの香りを逃がさぬよう工夫しています。
並べてみれば同じようにみえてしまう缶コーヒーも、メーカーによってその心意気や製法が異なることは、知っておく必要があると思います。
私たち消費者は真実を見て、そうした良心的なメーカーさんを支えていきたいものです。
そして、嗜好品は、自分の健康状態をチェックしながら常識の範囲で楽しむこと。
以上、缶コーヒーについてのお話でした。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品 waca-jhi's diary など、意の場の転換に貢献できたら幸いです。
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