スポーツドリンクのお話
汗をかいたら飲もう?スポーツドリンクのお話
9月、秋といえば、スポーツの秋。
少し涼しくなって、運動に適した陽気になってきました。
スポーツで汗をかいた際、多くの方が飲むであろうスポーツドリンク。
運動によって失われた塩分や電解質を補給するのに適していて、昔から売れている大ヒット商品ですね。
また、最近では、熱の脱水症状を予防するのに、経口補水液、OS-1なども出てきました。
ですが、これはあくまで運動や病気の際の脱水を防ぐのに飲むもの。
私の知人の息子は、スポーツドリンクが大好き。
健康にも良いだろうと、毎日のように飲んでいたら、案の定、虫歯だらけになってしまったそうです。
また、他の知人は、こちらもスポーツドリンクを飲んでいて、糖尿病になってしまいました。
先日の”ファミレスのドリンクバー”の投稿で登場した、果糖ブドウ糖液糖。
これが、スポーツドリンクにも大量に入っております。
もう一度、簡単にご説明させていただきます。
通常、砂糖を摂取すると、小腸で果糖とブドウ糖に分解され、
それから吸収されます。
ですが、この果糖ブドウ糖液糖は、文字通り最初から分解されているので、体への吸収が早く、血糖値を急激に上げてしまうのです。
また、さらに厄介なことに、この果糖ブドウ糖液糖は、砂糖よりあっさりとしていて、とても飲みやすい。
同量の砂糖では、とてもじゃないけど飲めないような量でも、
果糖ブドウ糖液糖なら、あっさり飲めてしまう。
肥満や糖尿病の大きな原因とも言われております。
また、スポーツドリンと経口補水液との違いとしては、
スポーツドリンクは、先ほど挙げた果糖ブドウ糖液糖によって糖質濃度が高く、また電解質濃度も低いです。
それに比べ、経口補水液は、脱水状態に飲むのを推奨しているので、電解質濃度が高く、塩分も他の飲料と比べても高いです。
どちらにせよ、これらは常日頃から飲むものではなく、運動時の水分補給や、脱水症状を軽減させる為に飲むものです。
どんなものも、一長一短。
上手に付き合って、スポーツの秋を楽しみましょう!
適度な運動は、健康にいい!!
ありがとうございます。