遺伝子組み換え有機野菜
モンサントが現在 力を入れているのは遺伝子組み換え作物ではなく 完璧な有機野菜
「スーパーヴェジタブル」
現在輸入している大豆とトウモロコシについては約90%が遺伝子組み換えと言われていますが
「遺伝子組み換え」はイメージが悪いですし莫大な時間とお金が掛かる事から モンサントは新しい交雑種をいろいろ開発し方向転換しているそうです。
10年位前から色々実験的にやってきた方法ですが
遺伝子組み換えの手法を使った新しい交雑種「スーパーヴェジタブル」
「交雑種」というと俗に「F1」(エフワン)と言われ、現在でも既にホトンドの農家で使用している種はF1種と言われています。
今回のモンサントの「スーパーヴェジタブル」が どう違うのか?
今までの交雑種 F1は 様々な品種の中である程度目安をつけて交配させてみてそれぞれの良い所の特徴を持った種類だけを残すようにしてきました。
しかし その方法は失敗も多く何度もやり直したりして 非常に手間の掛かるやり方でした。
その点 今回の新しい交雑種「スーパーヴェジタブル」は最初から過去の膨大な遺伝子組み換えの為のデータを利用します。
あらかじめ この組み合わせなら どういう作物が出来るのかを見通してから交配させ
且つ その中の当たり品種だけを遺伝子解析で取り出して育種するのです。
この方法なら 失敗は限りなく少なくて済みます。
通常の交配なら1000年掛かる所をこの方法なら数年で完成させる事が出来るのです(ある意味 当たりくじを調べてから引くような物)。
しかも さら凄いのは たとえ実験室で作り出された野菜であっても倫理上問題のある遺伝子組み換えでないので・・・
無農薬で 100マイル以内なら←これは米国の基準ですが
「地元のオーガニック野菜」と言って販売出来るのです。
しかも とても美しく 且つ 美味しそうに見え そして表示上は非遺伝子組み換えになる。
モンサントに言わせれば モンサントは 美味しい野菜を作り社会に貢献出来れば・・・
っという風に言いますが 実際にやっている事を見ていると お金を儲ける事が最優先に思えます。
事実 モンサントの種を使う農家には厳しい条件が付けられ
一度使った種から次の種を取ることを禁じたり
もし予想通りの結果にならなくても補償はしない等の条件を付けたり
隣の家の畑で植えたモンサントの種が、自分の畑の種に混じっても
種の特許を主張し訴訟をおこされ億のお金を請求される
などのケースが実際に起こっています。
こうなると 結局 種子を独占できる権利が確保出来れば良いように思います。
食料という 私達 最大の重要な問題が ほんの一握りの営利企業が世界的に支配する構図。
僕が考えるに こういう状態は戦争よりも怖い事だと思うのです。
みなさんはどうお感じになりますか?
出典
http://wired.jp/2014/08/16/monsanto-super-veggie/
a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary 。