米国政府が 新たに「遺伝子組み換え鶏」を承認
2015年12月04日承認
米国食品医薬品局(FDA)は、遺伝子操作した鶏を利用し
その鶏から生まれる卵の成分を使い 薬品を生産する事を承認しました。
製品名「カヌマ(セベリペスアルファ)」
ライソゾーム酸性リパーゼ欠損症という難病の治療に効果があるとのこと。
この薬の成分を含む卵を産むよう遺伝子組み換えされた鶏を利用して生産するそうです。
ここ数年、動物の遺伝子を組み換えて薬剤を作るという動きが多くなり
米国食品医薬品局(FDA)では2009年には遺伝子組み換えされたヒツジや2014年にはウサギなどを使った技術が認可されているそうです。
先日認可された遺伝子組み換えサーモンは食用でしたが 今回の鶏に関しては 閉鎖された屋内施設で飼育するため この鶏が間違って食用になったり環境に問題を起こす可能性は否定しています。
これらの決定について インディアナ州パデュー大学の遺伝学者は、遺伝子組み換えニワトリを承認したFDAの決定を称賛しました。
彼は「門戸は開かれています そして私は、何が次に来るか見るのが待ち切れないのです。」と言っています。
詳細は以下URL
http://www.nature.com/news/us-government-approves-transgenic-chicken-1.18985
(waca-jhiのように英語の苦手なスマホをお使いの方は https://translate.google.co.jp/m/translate?hl=ja をお使いください)
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医薬品では1982年に「世界初のバイオ医薬品」として販売された インスリン等 遺伝子組み換えによる製品は多いです。
多分 これからも増えていくでしょう。
ただ 今回のようなケースですと・・・
あまりに無差別に承認してしまうと、本当に食用なのか実験用なのか分からなくなり
いずれは その種自体に悪影響を与えてしまう可能性も出てきます。
非常に悩ましい問題です。
a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary 。