waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

朗報! モンサント暗黒法がついに米上院で廃案

一転二転した モンサント保護法 別名 暗黒法が廃案になったという情報が17日に発表されました!

以前からお話していますが 昨年5月 米国バーモント州が 米国では初めて遺伝子組み換え食品の表示義務化法案を可決しました。

その後 バーモント州以外でも何らかのGMO規制法を検討する州も増えてきており 実際に30箇所以上の州で法案が議会に提出され、コネティカット州メーン州でも成立しています。

 このページはフェイスブックページ "A seed" の記事の転載です。

しかし GMOを推進する大手食品メーカーや「米食品製造業協会」は 「遺伝子組み換えは安全であり、人類に大きな利益をもたらす」と主張しバーモント州の法律を「重大な欠陥がある」と声明で強く批判した後 成立した翌月には連邦裁判所に法律の撤回を求める訴訟を起こしました。

さらに「米食品製造協会」は、GMOに関して州ごとに制度が異なるのは問題があるとして、各「州」での立法を禁止し全国統一で管理するような法案を連邦議会に提出しています。

また「遺伝子組み換え表示をすると食品価格が上昇し、結果的に家計の負担が増す!」というネガティブキャンペーンも実施。

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その結果2013年に上院で否決されたはずの モンサント保護法が 先日2015年7月23日に 再度 下院で賛成275 反対150の大差で可決されてしまいました。   

「H.R.1599」(安全で正確な食品表示法)という法律です。

・この法律は 州単位ではなく FDA(米食品医薬品局)管理とし 連邦レベルで管理する法案で これによって州単位の法律はすべて無効となります。

・これらは食品メーカーが、非遺伝子組み換えの製品が、遺伝子組み換えの製品よりも優れているかのように表示することを禁止

・「非遺伝子組み換えでない」という表示は、アメリカ農務省が新たに定める認証制度に適合した商品以外に認めない。

というような内容となっています。

・ただ米農務省が基準を決めるのには数年程度時間が掛かりそうなので それまで実質表示できないということに・・・

               

その法案が 先日上院議会で予算案から削除されたとの情報が入りました 実質上の廃案です。

これを受けてずっと反対してきた米NGO団体であるFood Democracy Now!は2015年12月17日に 勝利宣言を出しました。

他のGMO反対団体の方も「州法を引っくり返してしまうような今回の法案は民主主義に反することだ」・・・とも・・・

何よりこれで米国内では表示させる方向に向き始めたので一安心ですが 

あとは輸出品には表示しなくて良いなんて法律をGMO推進派が起こさないように祈ると共に 日本でもGMO反対を より一層頑張っていきたい所です。

参考URL

http://www.naturalproductsinsider.com/…/gmo-labeling-advoca… 

a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

                            

彦根市の坂根龍我さんの漆作品など一望は waca-jhi's diary 。

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