人工甘味料が血糖値を上げるメカニズム(⇒腸内細菌 )
近年の研究で新たに 人工甘味料が腸内細菌に影響を与え、最終的に血糖値を上げる事が分かりました。
発表したのはイスラエル・ワイツマン科学研究所のEran Segal氏ら・・・
今回の発表によると、人工甘味料を与えたマウスの血糖値は、ただの水 または 砂糖水を与えたマウスより上昇するとのこと。
これらのマウスを抗生物質で治療すると、血糖値が正常に戻るそうです(腸内細菌の影響)。
さらに、人工甘味料を食べた事のない健康なマウスにサッカリンを与えたマウスの腸内細菌を移植すると、血糖値の上昇が誘発されることも分かった(人工甘味料と腸内細菌の関係がポイント)。
次に、400例弱の人間でも調べた所
人工甘味料を長期間飲み続けている人は おなかが空いている時の血糖値が高い人が多く、糖質に対しての代謝異常やその兆候がみられる率も高かった。
その他にも追跡実験として、普段人工甘味料を使用していない7人に米国食品医薬品局が推奨する1日最大量のサッカリンを連続6日間摂取させたところ、4例で血糖値の上昇が認められた。
今回は主にサッカリンの話だったが、
マウス実験ではスクラロースやアスパルテームについても実験しており、いずれも血糖値に対して同じ作用があるそうです。
また 人によっては人工甘味料による血糖上昇が特に生じやすい事も指摘された。
Eran Elinav氏は この結果について、
血糖値の高い人では腸内の特定の細菌が人工甘味料に反応し、砂糖の大量摂取の時のような反応を起こしているのではないかと説明している。
結局の所 水分が欲しければ 普通の水を飲んでいるほうが良いようですね。
a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary 。