ドイツビールから発がん性のある除草剤成分が検出
ミュンヘン環境研究所で ドイツのビールに残留する 農薬成分グリホサート量を検査したそうです。
結果 検査した14銘柄すべてのビールから検出されました。
(2015年3月20日、WHOの外部組織である国際がん研究機関は除草剤グリホサートを、殺虫剤マラチオン、ダイアジノンとともに、グループ1に次ぎ2番目にリスクの高いグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に指定した。)
ドイツ人は年間平均107リットルのビールを飲んでいるとのことですが 知らない間にグリホサートも摂取してしまっているということになります。
含まれてるグリホサートは メーカーごとに違い 少ないもので1リットル中 0.46マイクログラム
一番多いメーカー「Hasseröder」では29.74マイクログラムあったそうです。
この量になるとドイツ基準で 飲料水に許容されている量の約300倍にあたるそうです。
詳細は以下
ドイツビール 全14銘柄グリホサート検査結果
☆ Hasseröder Pils – 29,74 μg/l(ppb) ☆ Jever Pils – 23,04 μg/l
☆ Warsteiner Pils – 20,73 μg/l ☆ Radeberger Pilsner – 12,01 μg/l
☆ Veltins Pilsener – 5,78 μg/l ☆ Oettinger Pils – 3,86 μg/l
☆ König Pilsener – 3,35 μg/l ☆ Krombacher Pils – 2,99 μg/l
☆ Erdinger Weißbier – 2,92 μg/l ☆ Paulaner Weißbier – 0,66 μg/l
☆ Bitburger Pils – 0,55 μg/l ☆ Beck’s Pils – 0,50 μg/l
☆ Franziskaner Weißbier – 0,49 μg/l ☆ Augustiner Helles – 0,46 μg/l
ドイツビール協会は「世界中で使われている除草剤グリホサートは、現代のどんな農作物の中にも含まれているものであり、今回検出された程度の微量のグリオサートが体内に入っても、健康に影響はない」との事。
しかし知らない間に汚染されていたという この事実はかなりショッキングで ドイツビール業界ではまだまだ論争を巻き起こしそうです。
出典
Glyphosat in deutschem Bier – 14 beliebte Marken belastet
グリホサートは 商品名ラウンドアップの主成分です。
a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary 。