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《食⇔健康をもっと知ろう》

カリフォルニア 家畜用 抗生物質を規制

昨年10月にカリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンは、家畜生産における抗生物質の使用について、米国で最も厳しい基準を設定する法案に署名しました。

それまで米食品医薬品局(FDA)では牛や鶏など食肉用の家畜への使用目的で販売されている抗生物質の量が2009年から12年までの間で16%増加したと発表していました。

米国疾病管理予防センター(CDC)は、米国内で毎年、200万人が薬剤耐性菌に感染し そのうち2万3千人が死亡していると推定しています。

「これは食肉生産における家畜への抗生物質の乱用に寄る物ではないか?とのこと

米国では 現在人間にも使用される抗生物質の約70%が 肉や乳製品の生産で使用するために販売さているそうです。

 ( 参考: 米国産の肉に大量の抗生物質 - waca-jhiのブログ  )

 このページはフェイスブックページ "A seed" さん了解のうえ、紹介させていただいています。

米国の生産農家では 健康な家畜にも成長促進や病気を恐れるあまり抗生物質を使用することが常態化しています。

これは抗生物質の種類によっては処方箋なしで購入することができるからです。

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今回のカリフォルニア州が2018年1月1日に発効する法案は、病気の予防のための抗生物質の定期的な使用を制限し、動物を太らせるための抗生物質の使用や家畜用の抗生物質の店頭販売を禁止し獣医のみが扱えるようにすることを目指しています。

米国内の大手レストランチェーンや小売業者はカリフォルニア州抗生物質政策を支持していく動きが出ています。

マクドナルドでは今後2年以内に抗生物質を使用したチキンは不使用とする方向性を示しました。

米国ではあまりに過剰に抗生物質を使用してきたツケがここへ来ていろいろ出てきており 現実的な話では 生産者団体の中でも 効率を追求した抗生物質 賛成派も多い中 このカリフォルニア州の決断は大きな一歩になる可能性があります。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

                            

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