激安食品が30年後の日本を滅ぼす! その7
必見!『激安食品が30年後の日本を滅ぼす!』著・河岸宏和氏
その7(以前の その6 からの続きになります)
近年、外食産業の内部告発や医療関係の内部告発系の書籍が増えてきました。
その中でも、一際目に止まったこちらの本。
『激安食品が30年後の日本を滅ぼす!』
まさに、私が普段から訴えていることがタイトルになっておりましたので、購入いたしました。
ちなみに、著者である河岸宏和氏は、先日ご紹介した週刊文春さんの
「あぶない「激安食品」はこうして見破れ!」にも登場しております。
今回は、この本の中でも特に私が気になったところをご紹介していきたいと思います。
興味深い内容の数々、ぜひご覧ください。
ここでは、著者である河岸氏が、主婦を連れての会話形式で激安スーパーにモノ申しています。
その6の続きです。
主婦)え?ちゃんとしたメーカーのハムなのに、偽装しているの?
河岸)このハム、50キロの肉で、100キロも出来上がるんです。スライスすると、グジュグジュにて、おいしくないんだな。
でも、そんなハムでも、激安の食材に慣れていると、まずいと感じないんですよ。
主婦)そもそも、そんなことをして、法律違反にならないの!?
河岸)法律では「ロースハムは豚肉だけで作ること」などと定められていませんから。
でも、「ロースハムの原材料は豚肉」と定義し、プライドを持って、ハム作りに向き合う日本のハム職人やメーカーはあります。
一方で、利益だけを追い求めるようになった企業は、そのプライドを簡単に捨て去り、何でも混ぜてしまうんです。ちょっと、惣菜売り場に行ってみましょう。
主婦)あ、子どもが大好きな、ネギトロのお寿司だわ!
〜これが激安の現場!〜
河岸)このネギトロ、植物油を20%入れて、増量させているんです。そんなの偽装以外の何物でもないんです。もし「偽装ではない」と言い張るのであれば、「ネギトロ、油添え」として売るべきなんです。では、
この偽装ネギトロは、まずいのでしょうか。実は、子どもは「おいしい」と感じるんです。なぜか。人間は「油」「砂糖」「塩」「酸味」が入っていると、おいしいと感じてしまうものなんです。
だから「ネギトロ、油添え」を、おいしいと感じるんですよ。油によって、味がごまかされているわけです。
主婦)そんなの間違ったおいしさじゃないですか!
河岸)人間の味覚は、3歳〜6歳までに形成されると言われています。こうしたわけのわからないネギトロや、前述した激安の豆腐、植たんだらけのロースハムなどを、子どもに与えていると、本来持つべき味覚が失われてしまうんです。
主婦)実は私も、このネギトロが大好きなんです。私の味覚もおかしくなっているんですね。
この話題で登場しているネギトロ。
さらに言えば使っている原材料のマグロは国産である事はほとんどないです。
現在流通している大量生産品は、キハダマグロやビンチョウマグロなどの安価な材料に魚油や植物油などの油脂や調味料、着色料などを加えて味と食感を向上させているもの(人工ネギトロ)がほとんど。
また、近年ではマグロに色や食味が似たアカマンボウ(マンダイ)の身を使用したネギトロも出回っているそうです。
消費者団体などが「食用油を加えるものはネギトロと言えない」と問題視したこともあるが、そもそも本マグロの中落ちを使った本来のネギトロは高価で希少なこともあり、
偽物とも本物とも区別の付かないネタになりつつあるんだとか。
本当に、なにが本物なのかが、分かりにくいようになっております。。
皆さんも、購入する前に、裏面をぜひ一度見てみてください。
ありがとうございます。
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