除草剤ラウンドアップと重金属で腎臓病に
スリランカでは 慢性腎臓病の原因になるとして ラウンドアップ(グリホサート系除草剤)の販売を禁止しました。
ポイントは カドミウムとヒ素を含んだ土壌でラウンドアップ(グリホサート系)を使った場合 重い慢性腎臓病になる事が分かったからです。
これは1990年代からすでに40万人以上が発症し すでに2万人が死亡したと報告されています。
ラジャラタ大学の研究者らの研究に基づく発表を受け スリランカ大統領の指示により発表されたそうです。
ラウンドアップの主成分「グリホサート」自体の毒性は弱く慢性腎臓病の原因とはならないのですが、重金属と結び付いた場合 強い毒性を持つことが分かったのです。
慢性腎臓病は元々 途上国に多いためその原因がハッキリしにくいのが難点でした。
日本ではどうなのか?
日本では以前から コメのカドミウム汚染が問題となっています。
世界的に見ても日本はカドミウムに関する基準が甘いのはその筋では有名。
これは日本では 昔は規制が甘かったり 鉱山が多かったり カドミウムを消費する量も多かったりいろいろあります。
ただ 現時点で スリランカと条件が似ているのか? それとも心配ないレベルなのか?は データが揃わないのでハッキリしませんが 可能性として無きにしも非ずという所。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
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彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary 。