食品添加物と腸内環境
江戸時代までの食品は自然素材を活かし
手間を惜しまない日本特有の食文化でした。
その頃から天然由来の添加物は使われており
それは保存目的であったり栄養価、旨みなどが重点に使われていました。
豆腐なら海水由来のにがり、こんにゃくに石灰、着色にくちなしやベニバナなどです。
明治に入り工業化が進み、食品も工業生産化されるようになっていきました。
昭和30年から高度成長期に入り、40年以降には市場が大きく拡大化され
食品は、利益、効率化が最優先される時代に入りました。
その影響から安全面は二の次になっていったのです。
本来、栄養価や旨みを出すために、手間を惜しまず使われていた天然由来の添加物は
このような流れの中で化学的に作られた添加物が使われるようになったのです。
手間や費用をかけずに、安く提供することが目的へと変わっていったのです。
それにより、食事内容も和食からファストフードやパン、パスタなどが増えていきました。
では、これらの食生活の変化がどのように身体に影響を与えるのか?
繊維質のものが極端に減り便秘の人が増え始めました。
そして、化学的な添加物で腸内菌がダメージを受け
腸内環境が悪化していったのです。
腸といえば、自律神経を司っています。
その自律神経のバランスが崩れると免疫力が下がり
血流や代謝も悪くなってしまいます。
これらが原因となり、癌患者、アトピー、難病、低体温が増えていると思われます。
手軽で便利、そして安いは、良いことばかりではないのです。
その影響が腸内環境の悪化、そして不調や病気に繋がっていると思います。
身体に入る化学物質は添加物だけではありませんが
食事は日々、口から入れる物ですから意識して腸内環境を整えたいですね。
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。