フッ素加工のフライパンは不安がいっぱい
何度か書いていますが まだまだご存じない方が多いので・・・
特に写真のようなフライパンは避けましょう。
またフッ素加工のフライパンのホトンドはアルミニウムをベースに作られています。
まずアルミニウムは削れやすいです。
毒性は以下参照
厚生労働省より
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/
アルミニウムは ラットを用いた動物実験では、アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています。
食品の安全性を評価している国際機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)では、暫定的な許容量として、体重1kg、一週間当たり、2mgという値を設定しています。
あくまでも暫定的な許容量です。
また現状 常温ではフッ素加工は安全性が高いっと言われて来ましたが 現状では賛否両論ありその判断は難しい所。
実際 高温で加熱した場合はハッキリと毒性が確認されています。
特にPFOA(ペルフルオロオクタン酸)が問題になっている物質で米国では昨年2015年全廃との事ですが日本では未だに表示警告等に留まっています。
フッ素加工品には工程上 含まれている事が多い。
(PFOAフリー PFOA不使用の表示が有れば大丈夫)
フッ素加工のフライパンで有名な会社では適正温度として260度を使用最高温度に・・・と指定があります。
(上記は米国の場合 ドイツでは230度と指定)
それ以上になると 表面の変色や機能低下の恐れあり。
そして一応 現実的に過熱によって ただちに人体に影響が出たという報告は無いという記述もありますが、その割には使用時には換気すること 余熱はしない 強火調理はしない等 様々な注意が書かれています。
また350度以上に過熱した場合はコーティングの成分が分解するとも記述があります。
つまり、火にかけていて、うっかり2~3分以上 目を離していたら、350℃以上になり有害なガスが発生している可能性が出てくるのです。
実際 200度くらいでも ペットの鳥が死んでしまった例があるそうです。
その会社もホームページに「ペットの鳥を守るためのヒント」というページを作っています。
結構 地味目ですが フッ素加工が鳥に被害を与える可能性について書いています。あえてページを作るくらいなので苦情はかなり多いのかもしれません。
実際にインコが亡くなった事例 個人の方のブログ
http://edamame-inko.blog.so-net.ne.jp/2013-05-06
ちなみに普通に炒め物していると300度くらいは軽くオーバーします。
また フッ素加工した表面はプラスティック並みに柔らかいとの事なので せめて 使うなら樹脂製のヘラをした方が良いと思います。そして高温にならないよう強火では調理しない事。
どうしても強火調理したければ 硬度の高い鉄などの方が アルミほど削れることは無いと思うので扱いやすいと思います。(鉄も流出しますが害があるほどの量では無いようです)
また 昔から「鉄分の王様」とも呼ばれていたヒジキが このほど日本食品標準成分表の改訂され 100gあたり55mgとされていた鉄分が6.2mgと、9分の1になったそうです。
原因は検査時に昔ながらの鉄鍋を使わなくなった為だそうです。
使う鍋って結構重要ですね♪
追記
フライパンは炒める為に使うのですが フッ素加工の物は焦げ付かない代わりに 上手に炒めることが出来ません。
これは高温調理が出来ない事や フッ素加工が邪魔をしている為です。
料理をする側からすると・・・
鉄のフライパンは ちょっと難しいけど上手に使えば プロ顔負けの結果が出せますが フッ素加工の物は 失敗もしないけど成功も難しい器具と言えるでしょう。
結局の所 相反する特性を持っていることが不自然なのです。
a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の坂根龍我さんの漆作品などの一望は waca-jhi's diary