waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

遺伝子組み換え ついに逆風へ

今年7月から バーモント州が米国では初めて遺伝子組み換え食品の表示を義務化されます。

その影響を受けてか 米国の大手企業が次々と 表示するようになりつつあるようです。

ネスレやヨーグルトのダノン チョコレートのハーシー等々

ハーシーの新製品では 「遺伝子組組み換え不使用」を売りにした製品を発売。

具体的には 使用している砂糖の原料を 遺伝子組み換え甜菜糖からサトウキビ由来の砂糖にしたとのこと。
(世界中で流通する甜菜糖遺伝子組み換えが多い)

 このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

ネスレもグループ企業等で 遺伝子組み換えだけでなく 人工着色料や人工香料等まで不使用とのこと。これからも遺伝子組み換え原料は使用しない事を打ち出しています。

ダノンも乳製品には 遺伝子組み換え飼料不使用の生乳のみを使用すると発表。

日本も米国も 家畜の飼料にはトウモロコシやダイズが使用されその80~90%は遺伝子組み換えと言われています。

また市販されている製品の大半に使用されていますが規制が緩いためあまり表示されていません。

それが今年の7月からバーモント州で販売するには遺伝子組み換え原料の割合が0.9%以上の場合はすべて表示しなければならなくなりました。
(EUの基準と同じ 日本では5%以下 かなり緩い)

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そうなって表示すれば これだけの反対運動ですから
各メーカーの売上が落ちることは明白です。

また違反すれば 1日あたり1000ドルもの罰金が課せられるとのことで今までやる気のなかったメーカーが手のひらを返したように表示や排除を始めました。

結局のところ米国でも あまり政府の安全性を信用している人はいないようで 実際に6割の人が疑いを持っているとも言われています。

そんなところで米国ではついに遺伝子組み換えに逆風が吹き始めましたが 前述のとおり日本ではまだ5%以下なら非表示がまかり通っている状態。

「日本はゆるいからいいや!」っと 変な米国の輸入品が大量に入って来る可能性もあります。

早く日本もEUや米国の基準に引き上げて欲しいところですね。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
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