waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

 無添加 表示のウソ

無添加(化学調味料)の表示 時々 見かけますね。

でも化学調味料は使って無くても 結局 化学調味料より不安な成分が多用されていたりします。

俗に言う調味料(アミノ酸等)と書かれる「化学調味料」だけを悪者にし「たん白加水分解物」や「○○エキス」等の成分を多用している。

(○○エキスは低価格で提供する事が多い為ホトンドが化学的に作った物が多い)

これでは 意味が有りません。

このような場合 表書きの大きな表示を鵜呑みにするのではなく 

必ず 裏の 原材料表示を読むクセをつけることです。

f:id:wacag:20160519103953p:plain

ちなみにたん白加水分解物の 製造法は  何らかのタンパク質系の原料を 塩酸で煮る事によって 製造する方法が多い。 

この場合 化学調味料より発がん性物質 クロロプロパノール類(主に3-MCPD)が 生成される可能性が高い。

これは基本的に「たん白質系を塩酸による加水分解する」物には共通して出来るようです。

 このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています

農水省でも以下の見解を示しています。

_________________

クロロプロパノール類のうち3-MCPDと1,3-DCPについては、ラット(ネズミの一種)を使った試験で健康に悪影響を示す可能性が認められています。
_____________

また国際がん研究機関(IARC)は、JECFAの評価後に得られた最新のデータも踏まえて発がん性評価(2012)を行った結果、3-MCPDと1,3-DCPについては、ヒトの発がん性に関する証拠はないものの、

動物試験の結果、発がん性について十分な証拠があったとして、「ヒトに対して発がん性があるかもしれない(グループ2B)」と評価しています。

グループ2Bは以下を参照下さい。

IARC発がん性リスク一覧 - Wikipedia

これなら化学調味料の方がマシ?っと思ってしまうほど・・・

実際は どちらにしても その使用量が問題なんですが消費者には そこは なかなか見えませんし 使用する工程が増える事によるヒューマンエラー等のリスクを考えると入ってない方が安心。 

また 冷凍食品農薬混入事件のように悪意を持って混入させるような人間も居ないとは限りません。 

疑ったらキリがないので それなら その工程自体が無い方がマシと考えます。

わざとらしく表に書いてある「無添加」の表示ほど裏側を よく観察してみて下さい♪

そこに真実が書いてあります。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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