作物の種は誰の物?
モンサントは ラウンドアップ等に使われる遺伝子組み換え作物や1世代しかその特性を示さないF1種の特許を沢山持っています。
もし このまま行くと 世の中は モンサントのような企業が作る種に淘汰され これらを使うためには否が応でも莫大な使用料を払わなければならなくなります。
そんな中 昨年 米ウィスコンシン大学で オープンソース種を提供し始めました。
オープンソースとは決まった条件さえ理解し守れば誰でも自由に使えるっという事。提供されるのは、ニンジン、キヌア、ケール、ブロッコリーなど、29の植物種等。この種は将来もオープンソースとして使う事というような簡単な条件で使えるようになります。
このような取り組みは 年々エスカレートしてきた モンサントと農家とのトラブルに一石を投じたとも言えます。
ただ 上記とは別に モンサントの 初代遺伝子組み換え種子が特許切れでオープンソースになりつつあり 通常の種子に紛れ込んで来るという問題も浮上してきており 簡単に喜んでばかりいられないというのが正直な所。
写真は アジア向けに研究されているビタミンAを強化したゴールデンライス(黄色)
手前は通常の長粒米。世界には米を食べる人も多いので当然狙って研究していると思われます。
平成26年4月10日のデータによると日本は世界一の遺伝子組み換え穀物の輸入国と言われており ジャガイモ、ダイズ、テンサイ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、アルファルファ及びパパイアの8作物290種類について許可されています。
特にトウモロコシやナタネ ワタ ダイズなどは サラダオイル等の大半に使用されておりますが 理論上 遺伝子組み換えのタンパク質が残らなければ表示も免除されるため知らずに使っている方も多いと思います。
身近に迫っている 遺伝子組み換えの問題。あなたは この現実を どう受け止めますか?
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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