その後のイタリア産オリーブオイル偽装
イタリア産だと高く売れるため偽装されていました。
今日は その後の最新情報です。
イタリア産が危ないのではありません。
イタリアのブランド力を利用した偽装事件なのです。
イタリア以上にヒドイのは スペイン産のオリーブ・オイルの3分の1が偽装だったという事件もありました。
その他 実際偽装される例としてスペイン産のオリーブオイルをイタリアでボトリングしてイタリア産として売っている例なども・・・
偽装はあの手この手で行われているのです。
今年イタリアのトリノの検察が市販されているエキストラバージンオリーブオイル20種を検査した所 その内の9種類が エキストラバージンの基準を満たしていないとの事で摘発されたようです。
ポイントは「エキストラヴァージンオリーブオイル」
特に基準を満たしていないものや 一部では 色を良好にするため原料のオリーブに硫酸銅を使用していた物があったとのこと。
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オリーブ・オイルの生産種としては大きく分けて
1.果実を搾ったバージン・オリーブオイル
上記の最上級がエキストラバージン
2.品質が少し落ちるオイルを精製した精製オリーブオイル
3.1と2をブレンドしたオリーブオイル
4. 粗悪な物は工業用に・・・
以上の4つがあります。
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エキストラバージンオリーブオイルの疑惑のメーカー7社と 日本国内での現状。
1 Bertolli ベルトーリ
広く輸入され販売されています。
2 Sasso サッソ
現在日本ではほとんど見かけません。
3 Carapelli カラペリ
某健康食品通販サイトで以前売っていました。
4 Pietoro Coricelli ピエトロ・コリチェッリ
某大手通販サイトで販売しています。
5 Santa Sabina サンタ・サビーナ
現在日本ではほとんど見かけません。
6 Prima Dona プリマ・ドンナ
現在日本ではほとんど見かけません。
7 Antica Badia アンティーカ・バディア 現在日本ではほとんど見かけません。
特に注意したいのは 1、3、4
写真で言うと 青点付きのもの
その他は 一応知識としてチェックしておきたい所
イタリアの農水省は結構厳しくて 昨年も偽装関連で様々な企業から10万ユーロの罰金を納付させているそうです。
日本は罰金なし・・・指導が入ってウヤムヤで終了が多い。
そもそも日本にはオリーブオイルの品質基準すら無く スーパーで売っている大半のエキストラヴァージンオリーブオイルは国際基準では偽物となってしまう。っとも言われています。
本来、本物のエキストラヴァージンオリーブオイルはとても手間がかかり、生産量も全体の20%程度しかないため、決して安くないということも言えます。
1リットル千円以下のものは まず有りえないでしょう。
今は粗悪なものは入ってないと思いますが日本の基準でしかチェックされていませんし 前歴のある会社の製品はやはり信用できません。
元記事 Seven Italian firms probed in olive oil scam - The Local
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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