waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

効果効能表記の疑問

ダノンの例から見る 効果効能の疑問

ちょっと前のお話ですが 米国でシェア40%弱といわれるフランスの ダノンヨーグルト。

そのダノンがCMの内容について虚偽広告であるという事で訴えられました。(米国の消費者集団訴訟として)

日本ではあまり話題にならなかったのですが2008年のお話。

ダノン社によると、商品に含まれるこの高生存ビフィズス菌は、他の菌と違って「生きたまま腸までたどりつき、毎日毎食2週間摂り続けると、食品が腸内を通過する時間が短くなり、消化システムの改善に役立つ」効果があると言い

値段も約30%高い価格で販売。

しかし 現実的にはその優位性をはっきりと証明出来ず、2010年12月に和解金21億円以上を払った上に 広告内容を訂正したそうです。

詳細は以下URL

http://en.wikipedia.org/wiki/Activia

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日本でも似たようなことって良くありますよね。

CMでの表現が限りなくグレーゾーン

それなのにほとんど問題にならない これおかしくないですか?

文化の違いと言ってしまえば それまですが・・・

「お酒を飲む前に飲む!」っとか どういう効果があるとは言わない。

「二日酔いにはシジミが!」っとか

これも二日酔いに効果があるとは言わない。

「血圧が気になる方に!!」っとか

血圧が下がるとは言わない。

コレステロールが気になる方に!」っとか、コレステロールの低下に効果があるとは言わない。

「毎日元気に歩く為に!!」っとか膝関節を保護するとか関節痛にならないとかは言わない。

このような広告が毎日のように見受けられます。

本当に効果があるならまだしも「効果がある!」っとは絶対に言い切りません。

しかし明らかに消費者に錯覚や誤解を植えつけようとしているギリギリの表現です。(錯誤を狙っている)

出演している人も 一般の方のように見せかけた 俳優さんだったりして効果効能を謳う時には はじっこに 小さく・・・ 

「個人の感想であり効果効能を示すものではありません」っと書かれています。

小さくでも 書いてあれば良いのでしょうか?

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

 だったら何でも有りになってしまいそうで怖いです。

日本も消費者が もっと声を上げても良いと思います。

米国のように何でもかんでも訴訟すれば良い訳じゃないと思いますがおかしいと思ったら 声を上げることは大事。

声を上げなければ どんどんメーカー主体の広告が多くなり私達は騙され続けなければなりません。

こんな事を言っては何ですが・・・

大半のメーカーは消費者のために販売しているのではありません。

基本的に会社の利益を確保する事が最優先です。

営利目的なので 当然と言えば当然ですが 表向きは消費者の為という事を大義名分にしているのでややこしいのです。

日本では自分達で 権利を守って行かなければ 誰も守ってくれません。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

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