waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

妊婦さんと魚介類と水銀の関係

若い頃に あまり偏った魚を食べ過ぎると糖尿病になりやすいとも言われていますが・・・

メチル水銀を多く含む魚介類を妊婦さんが食べ過ぎると、
生まれた子の運動機能や知能の発達に悪影響が出るリスクが増すことが、東北大チームの疫学調査で最近 分かったそうです。

毛髪で調べた結果 水銀濃度が高い人は低い人に比べて10倍の開きが有った。

それでも研究チームは 魚には貴重な栄養素も含まれているので食べない という選択ではなく 食物連鎖上位の魚を避け イワシやサンマ等の魚類を 上手に利用することをお勧めする とのこと。

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厚生労働省が実施している調査によると「平均的な」日本人の水銀摂取量ならば健康への影響が懸念されるようなレベルではないという事ですが

一部の人が水銀量の多い魚介類を偏って大量に食べたりすることがあるのと

妊娠中の場合は胎児に影響を与える可能性があるために水銀に関するQ&Aを公開しているそうです。

水銀濃度が高いので週に1回までが理想の魚介類

サメ(フカヒレ)キンメダイ マグロ メカジキ カツオ ブリ等 比較的大きな魚類

水銀濃度が低くあまり気にしなくて良い魚介類

イワシ サンマ サバ エビ タコ イカ サーモン タラ 貝類 等 比較的小さな魚類

厚生労働省

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
(Q&A)(平成17年11月2日)

厚生労働省:妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて(Q&A)

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

その他 米国の研究で 若い頃 魚介類を多く食べている人に水銀濃度が高く

そういう人は糖尿病の発症リスクが65%増加するっという研究結果が・・・

論文を発表した 米インディアナ大学公衆衛生大学院のKa He氏(疫学)は、魚介類を摂取する際は水銀含有量の少ないものを選ぶべきだとのこと。

一方で 魚には EPADHAなどの不飽和脂肪酸も多く含まれていて

「水銀と糖尿病リスクの関連は、オメガ3系多価不飽和脂肪酸マグネシウムを取ることで軽減されたり、消失されたりする可能性も考えられる」とも言及。

いつも通りですが 何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」でバランスが重要なんですね♪

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

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