経験と知識はいくらあっても良い
1生産者 2製造者 3販売者 4消費者
これら すべての人の経験や知識が高次元でないと どこかに瑕疵が出やすい。
厳密に言えば 4の消費者は義務ではないが 粗悪なものを掴まされないように無いより有ったほうが絶対に良いだろう。
販売者もしかり。
消費者も 生産者だけを疑っても意味のないことだし 製造者を疑ったらキリがない。 販売者が嘘をつけば産地も偽装出来る。
ただ知識は大事ですが 経験と味覚で相当補うことは出来ます。
そのためにも普段から味付けしないで素材だけで食べてみることはとても有意義なことです。逆に常に何か味をつけないと食べられないのは味覚が鈍くなっているかもしれません。
そもそも動物として何も調理せずに食べていた頃 未知の植物や動物を食べる場合 匂いを嗅いだり舐めてみたりしながら 食べられるかどうか チェックしていたはずなのです。
それが現代では すべて安全に食べられる物が基本になったためか 鈍感になってしまったのかもしれません。
味覚は生きて行く為に必要な栄養素を判断する為でもあり、また毒物や腐敗した物を取り込まない為のセンサーのような物と考えられます。
それが狂うと言う事は 意識しない内に病気や体調不良の原因を取り込んでしまっている可能性もあるのです。
いつも言いますが それその物が即「悪」なのでは有りません無意識のうちに摂取している事が一番の問題なのです。
味覚の重要性は 以前あった 農薬入り餃子事件の時のお話で・・・
入院までされた被害者の方は「2~3個食べた後 ちょっと変な味がしたような気がするけど気にせず食べてしまった」っという方と
ほとんど被害が無かった方は「食べた瞬間不味かった・・餃子の味がしなかった」と言って食べなかったそうです。
ちょっと横道に逸れてしまいましたが
1 消費者も勉強すること 勉強が難しいと思うなら せめて動物的本能を磨くこと(完璧ではありませんが余程マシ)
2 販売者は 常日頃勉強し販売時に嘘をつかないこと
3 製造者は常日頃勉強し より一層の経験と知識を得
販売者や消費者にアドバイス出来るくらいになること。
特に経験が大事 知識だけでは頭でっかちになりがち。
4 生産者も製造者に同じく。
これらが理想です。
ただ 現実は みなさん御存知の通り・・・
なかなか難しいですね。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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