waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

食品添加物は毒なのか?

食品添加物の話になると 必ずいるのが「どこが どう悪いのか説明して!」とか「何を根拠に言っているの?」っと言う人がいますが そもそも食品添加物が毒だ!」なんて僕は一言も言ってません。

不安のある物は基本的に使わないほうが良いと言ってるだけです。

いつも言いますが添加物を 使いたい側は その安全性を強調するよりも危険性の可能性を優先し考慮すべきです。

元々添加物は無かったのです。

安全性を証明する義務はあくまでも使う側です。

じゃあ添加物で死んだ人がいるなら証明しろと言う人います。

しかし肝臓や腎臓に少しずつ負担を掛けて結果的にそれがガンになったとしても その因果関係を証明するのは医学的にみてかなり困難です。

直接的ではないかもしれませんが 多くの原因である可能性も否定出来ないのです。それほど人間は複雑に出来ていると言えるでしょう。

そして いつも言うのは その摂取量です。

摂取量だけ言えば マウスやラット等のデータを元に人間の体の大きさ等を考慮した安全係数を100倍にして計算しています。

ただこの100倍も ケースバイケースで あまり臨床試験数が無い場合は200倍だったり500倍だったり変えて計算したりしています。

一応安全じゃないか?っというレベルを経験と想像で判断しているだけです。

それでも単純に摂取量は出来るだけ少なければ少ない方が良いと考えます。

また誤解しやすいのは 極端な例ばかり(発がん性や奇形性等)ばかりが注目されますが 食べて胃が若干荒れて すぐに治ったりするような事があります。

これはマウスやラットに胃がモタれた?などと聞くワケにもいきませんしマウスやラット自身も 実際の所は分からないのです。

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それらの影響が後から どこにどのように出てくるかも簡単には分かりません。

そして 複数の添加物が合わさった場合の複合試験もされていません。マウスやラットもこれについては知りませんし経験もないでしょう。

そんな状態の試験結果をで100%安全だと思って食べる事は ある意味リスキーな事だと思います。

入れなければ 古来からのリスクのみで済む物を あえてさらにリスキーにする必要性はないのです。

添加物を使うことによって増えているリスクを無視し添加物の良い所だけに注目するのは愚かです。

どちらのリスクも公平に読み解く必要があります。

こう書くと 「添加物のお陰で 腐敗を防ぎ 食中毒が少なくなっている事を分かっていない!」っという方もいますが

それも「利益の為に長期保存運搬」しようと思うから添加物が必要になっている事を忘れています。

腐敗するほど時間を置くことが問題。

古いのですから当然出来立てよりも 栄養も壊れて大きく損なわれています。

自分で作って 出来立てを食べればそれで済むはずなのに・・・作るのが面倒臭いから 既製品を食べて済ます人が増える。

そういう人を増やせば増やすほどメーカーは儲かります。

だから一生懸命CMや広告で ある意味 洗脳するのです。

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

 他にも 安く食べられるのも添加物のお陰ですが、加工代が掛かっている上に 安いのは おかしい事に気がつかなければなりません。

素材を買って来て自分で料理するのが一番安いです。

加工用の素材を手に入れられれば相当安くなるでしょう。

自分が楽をしたい為に・・・面倒臭い事をしない為に安全かどうか分からない 添加物をあえて食べようと思いますか?

自分は年だから良いかもしれませんが 自分の子どもに そのような不安のあるものを食べさせようと思いますか?

僕は食べさせたくないです。

病的に 添加物を排除しようとしているのではありません。

普通にちゃんと料理を作ったら そもそも不要な物なのです。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp

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