waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

バターとマーガリンは別物

アリは匂いや触覚で調べ食べ物と判断するらしいのですが この写真を見る限りマーガリンは栄養価は無いと判断しているようです。 

アリは1匹では食べきれないような食べ物を見つけると道にマーカーを付けて他のアリに知らせるのですが マーガリンは知らせていません。

バターは牛乳由来の動物性油脂。

マーガリンは液体のはずの植物油に水素を結合させ固形化した自然には有り得ないもの。

精製度合いが少ないバターの方が成分は複雑で多岐に渡ると思われます。 

マーガリンは精製した油に人工的に味付け香り付けした簡易品ですので単純な成分です。

あとバターに含まれるトランス脂肪酸は平均でマーガリンの4~5分の1です。

 このページはフェイスブックページ "A seed" の記事の転載です。

 マーガリンの方が圧倒的に多い。(多いもので8倍も…)

異常に多いから問題になっているのです。

トランス脂肪酸自体は自然な食品にも含まれています。

マーガリンは元々牛脂と牛乳から代用バターとして作っていました。しかし20世紀からは植物油から作られるようになりました。 

ここ100年の歴史の中で トランス脂肪酸が発見されるまで、とても健康的な食品として 大衆にアピールされてきました。

しかし現在は危険な商品として多くの人に認識されています。

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米国でも段階的に廃止するという発表がありましたし すでにオランダでは水素添加した通常のマーガリンは発売禁止です。

改めて・・・人間が自分の利便性の為に作り出した物がすべて危険だとは言いませんが安全が担保されているかというと いささか疑問が湧きます。

ただ数千年の歴史が有るバターと ここ100年の歴史しかないマーガリンと どちらが安全性に担保があるのか・・・

考えて頂きたいのです。

またすべての食品にはメリットとデメリットが必ず存在します。

ゼロリスクという物は存在しませんので あえて僕は「何が安全で何が危険」というお話はしません(結局 量の問題のなので無意味)。

ただ 状況に応じて何を選ぶのかは その事実を知らなければ判断できません所から こういう記事を書いています。

その上でご自身で判断して頂きたいのです。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp

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