waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

多用されている増粘剤

一般的に 増粘剤とか安定剤

まとめて増粘安定剤とか言われています。

ペクチン グァーガム タマリンドガム プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロース(CMC)などいろいろな成分が有りますが

今日は もっともよく見かける2つ

「カラギーナン」と「キサンタンガム」を取り上げます。

(カラギーナンはカラギナンと表記される事もあります。)

化学的に見ると・・・

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カラギーナンは海草類から作られ キサンタンガムはキャベツやコーンのデンプンから作られると言われています。

コーンのデンプンと言うと可能性として もっとも安い遺伝子組み換えコーンの可能性が高そうですが 現段階ではカラギーナンの方が発がん性が疑われています。

ただ最新の研究では発がん性は げっ歯類のマウスやラットのみと考えられていますが 

IARC における発がん性リスク分類は、未分解カラギーナンについてグループ3(ヒトに対する発がん性は不明)、カラギーナン分解物についてはグループ2B(ヒトに対して発がん性の疑いがある)となっています。

近年カラギーナンに発がん性が疑われた為か 企業はキサンタンガムを使用する事が多いですが どちらがマシなのかは本当に微妙。

 このページはフェイスブックページ "A seed" の記事の転載です。

上記二種が良く使われる用途

оミルクプリン оアイスクリーム оホイップクリーム оフラワーペースト

оコーヒーフレッシュ оカスタードクリーム оココア оコーヒー

оフルーツゼリー оフルーツプリン оヨーグルトゼリー оコーヒーゼリー

оドリンクゼリー о水羊羹 о練り餡 оケーキグレイズ

оハム・ソーセージ оコンビーフ оペットフード оかまぼこ・ちくわ

о麺 о米飯 оたれ о佃煮

оシロップ薬 о錠剤 о塗布剤 о練り歯磨

оシャンプー・ローション о芳香剤

оドレッシングソース оゴマだれ оフルーツソース

いつも言いますが問題は量です。

使わないのがベスト 使うなら最小限が理想ですが 時折 製造者が入れ過ぎたり 知らない内に摂り過ぎたりする事が問題です。

ただ増粘安定剤のみに神経を尖らせる事もあまり意味の無い事でしょうし これらを避けたい人は加工食品を食べなければ良いのです。

たまに・・・「そんな事言っても全部は避けられないよ」っという人がいますが その方は それだけ加工食品に依存している事になります。

僕を含めて加工食品を食べない人は意外に多いです。

また個人で増粘剤を必要とするなら ジャガイモ等のデンプン質を多く含む食品か葛粉等を使用すると良いでしょう。(出所のハッキリしている 片栗粉等でもOK)

時々「安全なの危険なの?どっちですか?」と言う人がいますが答えは出ていません。

出ていないから出来るだけ食べないようにしたいのです。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp

                            

 

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