waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

減塩しょうゆの落とし穴

この写真のどちらも 「こいくちしょうゆ」なんですが左側は「減塩しょうゆ」なんです。

塩分は 右側のしょうゆが16gに対して左側は12g

4gの違いなんですが 残念なことに 左側のしょうゆには化学調味料が入ってしまいます。
(少ないメーカーの物は 8g程度)

調味料(アミノ酸等)=グルタミン酸ナトリウム

一般的に化学調味料というと これを指す事が多い。

よく目にする表記だと思いますが複数の成分を合わせて使った場合は「等」を付けて表示されます。

その使用量は定かではありませんが化学調味料自体も31%が塩分相当ですし しょうゆに化学調味料が入ると まろやかさや 甘く感じる事も多く「減塩だから ちょっとくらいは大丈夫」っという心理も手伝って かえって多めにつけてしまいがちになるのです。
(他のメーカーでは酸味料を使っている物も有ります。但し酸味料の中身は不明)

f:id:wacag:20171007153740j:plain
塩分を減らすという事を念頭においていると どうしてもこのような「減塩○○」のような物を求めがちなのですが 実は逆で減塩を考えるなら 薄口や減塩を謳った物より 通常通り作られた物で 量を減らす事を考えないといけません。

そうでないと このしょうゆを使うことで 減塩を実現していると錯覚し 現実的には 他の物を食べる時にも濃い味で食べてしまい いつまで経っても濃い味から離れられないという風になってしまいます。

ちょうどダイエット食品と同じように 食べて痩せる事を考えるのではなく 食べる量を減らす習慣が大事。

しょうゆの使用量を減らすには かけないで 直接つけて食べるとか 汁物はツユの量を少量にする事で味は濃いまま減らす事は可能です。

また企業からすれば 減塩や薄口を実現しその上で売り上げを確保する為には この写真のように化学調味料や酸味料等 何らかの化学的な手法に頼らざる得ません。

企業は 減塩しなければならない人の為に商品を作るのではなく、需要があると見込んで作るのです。

実際ちょっと価格も高いですし・・・

このような商品はトクホや ましてや薬でもないのです。

そこに使う側が効果効能を求めるのもなかなか酷かもしれません。

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

しかし消費者が賢くならないと このような商品が次から次へ出てきて それに頼る消費者 という構図がいつまで経ってもなくなりません。

買わなければメーカーもこういう製品は作らなくなるでしょう。

今までと変わらない形で消費するのではなく生活習慣を変えていった方が 余程経済的で健康にも良いです。

ちなみに ちょっと高級なしょうゆの方が うま味が多く少量で満足出来ます。

買う時は高いですが少ししか使わないので 美味しい上に経済的には今までとあまり変わらないので自分はそうしてます♪

ちなみに左側の 「アルコール」 表記は 塩分が薄い為に痛みやすくなる分 カビを防いだりする保存料として使われています。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/aseed.jp

-------------------------------------------------

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

                 

 

彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary

waca-jhiのblogの一望は wab's blog