waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

「たん白加水分解物」の正体

 2015-03-14に投稿したものです。 -waca-jhi -
大体 大きく 「無添加」と書かれている多くは その周辺に (化学調味料)っと書かれていたりします。
つまり化学調味料だけ無添加ということ。
 
確かに化学調味料は使って無いでしょう。
でも「たん白加水分解物」や「○○エキス」等が使用されています。つまり「化学調味料」だけを悪者にしている手法。

これでは 意味が有りませんよね。
表示上 嘘では無いけれど 表示のマジックです。
「○○エキス」もいろいろな方法で抽出しています。
「○○エキス」もいろいろな方法で抽出しています。「熱水」で抽出したり 「酵素」で分解したり「加水分解」する物もあります。
効率を考えると結構化学的な方法で抽出される事が多いです。

そして加水分解といえば「たん白加水分解物」(「蛋白加水分解物」とか「タンパク加水分解物」とも)
これは食品(タンパク質)を塩酸等で分解しただけなので 「食品衛生法」でいう「食品添加物」扱いではなく「食品」扱いとなりますが 
かと言ってさすがに表示しなくて良いわけもなく「JAS法」で表記が義務づけられている物です。
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化学調味料よりも 味わいが 自然で まろやかという説と あまり知られていないので
化学調味料は何となくイメージ悪いので
現在大手メーカーは こちらに積極的にシフトしています。原料は基本的にタンパク質なら何でもOK。
国産は 基本的に 小麦粉やトウモロコシ 油を絞った後の脱脂大豆を原料としたり 屠畜場で出た食肉系の不要な部位を使って作ると言われています。 
 
中国産は上記に加え 未だ「人毛」を原料としている場合も多く
人毛だと 髪の毛に残留する重金属による発ガン性の問題が発生しやすい為 北京オリンピックの時に中国政府がやっきになって撲滅しようとしたが激安で作れる為に 未だに いたちごっこ状態です。
 
参考URL
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20060608/103900/?rt=nocnt

製造法
原料を 塩酸で煮る ; 加水分解
この場合 塩酸を利用する為 素材に含まれるグリセリン等と反応し発がん性物質 クロロプロパノール類(主に3-MCPD)が 生成される可能性がある。
これは基本的に「たん白質の塩酸による加水分解」する物には共通して出来るようです。

農水省でも以下の見解を示しています。
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クロロプロパノール類のうち3-MCPDと1,3-DCPについては、ラット(ネズミの一種)を使った試験で健康に悪影響を示す可能性が認められています。
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ただ いつも言いますが食品添加物その物が即悪だ!と言ってるんじゃ無いんです。
何も知らずに 何も考えずに 摂り過ぎてしまう事が危険なんです。
その為には 業界はハッキリと分かりやすい表記をするべきだし 消費者も 買う時に よく吟味すべきです。
また 自分の食べる物を 何も気にしない事は 本能を自ら捨てている事になります。

味覚(舌)は美味しさを楽しむ為ではなく 生きる為に備わった機能だからです。 「この食べ物は安全かどうか?」を確認するために 出来た器官なのです。

食べ物に興味を持ち 少しでも知る事は より健康的に生きる事に繋がります。
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多少高くても 健全で美味しいものを食べ 病気も無く健康的な生活が良いか?
食べ物に無関心で 気が付いたら 高額な医療費に悩まされる日々が良いか?
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現代では 正しい味覚を取り戻す事が大事。このまま放置していてはこの重要な器官が退化してしまいます。

私たちの大切な器官を改めて 生かしましょう♪
「食べる事 それは生きる事です」

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a seed プロデューサー 現代自然派調理研究家 Jeff

元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に興味を持ち

現在は静岡県焼津市の会員制レストランで

食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。

https://www.facebook.com/jeffrielau

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