waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

あなたは大丈夫??味覚障がい!その1(~2)

少し前の情報なので、ご存知の方も多いかと思いますが、

今回は、主に子どもの味覚障がいについて、

二部に分けて、投稿したいと思います。

東京医科歯科大学の調査】

東京医科歯科大学のグループが調査したところによると、

「酸味」「塩み」「甘み」「苦み」の基本4種類の味覚について、

いずれかを認識できない子どもが30%にのぼったことがわかりました。NHKなどが伝えています。

東京医科歯科大学の研究グループは、2012年に埼玉県内の 小学1年生から中学2年生までの計349人を対象として

「酸味」「塩み」など基本となる4つの味覚を認識できるかどうかの調査を行いました。

その結果として、全体のうち下記のような割合で認識することができない子どもがいることが明らかになりました。

「酸味」21%

「塩味」14%

「甘味」  6%

「苦み」  6%

また、複数の味覚について認識できない子どもも含めて、

いずれかの味覚について認識することができない子どもは107人と全体の31%にのぼりました。

研究グループによると味覚を正確に認識できない子どもの特徴として、

・毎日ジュースを飲んでいる、

・野菜の摂取不足、

・ファーストフードを好む

などの傾向が見られたとし、因果関係ははっきりしないもののこうした生活習慣が

このような結果に繋がっている可能性があると指摘しています。

日本小児歯科学会も子どもの味覚の発達のためには様々な食材を食べる必要があることを指摘しています。

豊かな味覚を形成するのには経験が必要ですから、子どもの味覚の発達には、育成するという態度が必要です。

そこで大切なことは、母乳は決して濃い味ではないということです。

低年齢時期から濃い味を覚えてしまうと奥深い味覚の発達を阻害しますので、子どもの食事にしても間食にしても薄味からスタートして色々な食材を使ってみましょう。

「引用元:日本小児歯科学会」

f:id:wacag:20150314152728j:plain

いかがでしょう?はっきりとした因果関係は出ていないとは言っていますが、、

味覚の話です。食生活が原因なのは素人でも分かりそうな話ですよね。

こういった場合は、食品添加物によるところが多いと、私は思います。

「添加された」味になれてしまい、それが当たり前の食生活になってしまうと、
「素材本来の味」では物足りなく、薄く感じてしまう。

そのため、添加物まみれのドレッシングやソースをかけて味付け。。。

この子達が大人になり、親になれば、そのまた子どもにも同じような、

あるいはもっと酷い味覚障がいが出るでしょう。

千葉県幕張本郷で営業していましたレストラン"スロフード小杉" さんの
了解をいただき2015-03-16にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。

 

これは危険な悪循環です。

また、こんな話もあります。これも少し前の話です。

大阪時代のとき、お世話になっていたある内科医さんから聞いた話です。
 
現代人は、慢性的な亜鉛不足だと言います。

亜鉛はとても大事なミネラルで、

これが不足すると、、、

・糖代謝異常、糖尿病、肝機能障害、肝臓病

   →肝臓のインシュリンの合成、分泌がスムーズに行われなくなり、血糖値が上がってしまう。

    また、肝臓の代謝不足にもつながる。

骨粗しょう症

   →カルシウムが骨の栄養素になる為には、亜鉛が必須。

・発育不全

   →身長の伸びや、発育に亜鉛は不可欠!母乳や赤ちゃんのミルクには、亜鉛が多く含まれている。

    また、キレやすい子どもは、亜鉛不足が指摘されている。

・痴呆症

   →亜鉛は、脳の働きに必須な酵素。精神安定や、痴呆症予防には不可欠。

・精機能障害

   →男性で最も多く亜鉛を必要とするのが、睾丸。

    亜鉛は、男性ホルモンの生成、精子の製造を円滑に進めてくれる。


・味覚障がい

   →亜鉛不足だと、味覚を司る、舌の味蕾(みらい)という細胞が

    すり減ったようになり、味覚が分からなくなっていく。

ざっとあげただけでも、こんなに!先の味覚障がいの原因とも言われています。

亜鉛というのは、とても重要なミネラルなのです。

ではなぜ、現代人は慢性的な亜鉛不足なのか?
 
というのも、亜鉛は体内では生成出来ず、食事などによって日常的に摂取しなければならないのです。

だが、先の味覚障がいの話でもあげたように、

現代人の食生活は、ファーストフードやインスタント食品、加工食品、清涼飲料水などの多用によって、

食べる食品の数と摂取量が大幅に制限されてしまっているのです。 

また、食品添加物亜鉛の吸収を阻害するポリリン酸、フィチン酸が常用されているので、

よけいに摂取しずらい状況なのです。

この亜鉛、どの食材に多く含まれているかと言いますと、

この時期旬の、牡蠣にたくさん含まれているんです!

なんとその量は圧倒的で、これも多いと言われている豚レバーで8.8mg/100g

牡蠣はというと、13.2mg/100gと言われています!

普通の食生活の中で亜鉛の過剰摂取というのはほぼありませんが、

ただ、亜鉛は毒性が強く、大量に摂取すると急性中毒を起こしますので、サプリなどによる過剰摂取には気を付けてください。

旬の商材から効果的に、意識的に亜鉛を摂取して、

しっかり一から手作り。出来合いのお惣菜や、コンビニ弁当は避ける。
 
これが一番です。身体は資本です。なにか異常が出てからでは、 取り戻すのが大変です。

日頃から、食生活には、気を配りましょう。

美味しいものを、当たり前に美味しく食べれる、

そんな世の中に、改善されればと、切に願います。

ありがとうございます。

 

                   

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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 彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に  waca-jhi's diary 

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