あなたは大丈夫??味覚障がい!その2
前回投稿しました、味覚障がいや亜鉛のお話の続きです。
お付き合いいただければ、幸いです。
今回は、味覚障がいについてもう少し詳しく、、、
味覚障害の自覚症状としては、「何を食べても味がわからない」「料理の味が薄く感じられる」
「作った料理が濃すぎると、人に言われた」などです。
味覚障害は、知らず知らずのうちに症状が進行し、気がついた時にはかなり症状が進んでいるというのも少なくありません。
特に、最近では10代、20代という若い世代で味覚障害を訴える人が増えているのです。
おいしいからといって香辛料、調味料は使い過ぎないように注意が必要です。
味覚障害の症状
・味覚減退・味覚消失
味の感じ方が鈍くなったり、味を感じなくなったりする
・異味症
本当は甘いのに、苦く感じるなど、違った味を感じる
・自発性異常味覚
口の中に何もないのに苦味や渋みなどを感じる
・解離性味覚障害
ある特定の味(甘味など)がわからない
・悪味症
何を食べてもいやな味になる
味蕾【みらい】
味覚を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)という文字通り花の蕾(つぼみ)の形をした微小な感覚器官です。
味覚障害を引き起こす原因として、味が濃い食材の過剰摂取や、タバコの吸いすぎなどもありますが、
一番の原因といわれているのがミネラルの亜鉛不足です。
味蕾という細胞は、短い周期で新しく生まれ変わっており、そのためにはたくさんの亜鉛を必要とします。
つまり、亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、味覚障害を引き起こしてしまうのです。
金属亜鉛2g以上の摂取で毒となりますが食材に含まれる亜鉛は、多くてもわずか10%ほどしかなく、その10%もすべて吸収されるわけではないので、
食材から取り入れる亜鉛は安全です。
了解をいただき2015-03-17にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。
〜ここで試しに、味覚障がい度チェック!!〜
1.毎日2食以上、ファーストフードやコンビニ弁当を食べている
2.四味(甘味,塩辛味,苦味,酸味)の好き嫌いが激しい
3.激辛料理やエスニック料理が好き
4.唐辛子、わさび、コショウなど辛い香辛料使わないと物足りなく感じる
5.アイスクリームやスナック菓子、缶詰、加工食品、インスタント食品をよく食べる
6.野菜にはマヨネーズ!
7.清涼飲料水を毎日3本以上飲む
8.歯磨きの際、舌も一緒に磨く
判定は、、、
・全部当てはまる!
→すでに味覚障がいの可能性大!すぐにお医者さんへ!・・・100%!
・4〜7個当てはまる
→味覚障がいになる危険性・・・80%!
・最初の1〜3すべて当てはまる
→味覚障がいになる危険性・・・50%!
・最後の8常習で、その他2個以上当てはまる
→危険性は大!だが、食生活などを改めれば防げるレベル
いかがでしたか?ご自身、もしくはお子さんにテストしてみてください。
また、味覚障がいの原因としてあげた亜鉛不足。
これを改善するのに、ただ闇雲に亜鉛を含まれる食材を食べればOK!って話でもないんです。
効果的な摂取方法として、
・クエン酸、ビタミンCと一緒に摂る
皆さん、カキフライにレモン、搾りますよね?あれって、実はとても利にかなった食べ方なんです。
レモンに含まれるクエン酸、ビタミンCは亜鉛を吸収しやすい形に変えてくれるのです。
日本では、厚生労働省によって亜鉛の所要量は、成人男性12mg、成人女性9mgとされています。
しかし、実際には、一般的な食事から1日12mgの亜鉛を摂ったとしても、その性質によって、
大半は体外に排出されてしまいます。4分の1の3mgが体内に吸収されればいい方です。
しかし、もし、吸収の妨げになる栄養成分を摂りすぎたり、もともとの亜鉛の摂取量が少なすぎたりすると、
ほんのわずかな量しか吸収されず、あっという間に欠乏状態に陥ってしまい、
およそ1週間で様々な欠乏症状を招いてしまいます。
こうならない為にも、普段の食生活から、見直していきましょう!
美味しいものを、当たり前に美味しく食べれる、
そんな世の中に、改善されればと、切に願います。
ありがとうございます。
参考:国民生活センター 『くらしの豆知識2006年』
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に waca-jhi's diary
waca-jhiのblogの一望は wab's blog