MSGという言葉をご存知ですか?
ご存知の方も多いかと思いますが、今一度投稿させていただきます。
MSGとは、MonoSodium Glutamate
つまりグルタミン酸ナトリウムのことで、
日本でいう旨味調味料という名の化学調味料です。
このMSGは、欧米では特に避けられています。
というのも、1968年に起きた中華料理店症候群(CRS)が原因です。
中華料理店症候群(CRS)とは、
1968年に中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を覚え、
眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れそして軽度の背中の無感覚などの
症状が見られたことから、中華料理は特にMSG を大量に使うので中華料理を食べつづけるとなりやすいということで、
中華料理店症候群(CRS)と名付けられました。
私の実体験です。
8年ほど前に、ニューオータニの中華料理店で食事をしました。
3人で飲食代28000円ほどの、なかなかお高いお店でした。
だが、その食後に喉がすごく乾く、唇が腫れる、胸痛で気分が悪いなどの症状に見舞われました。
この価格帯のお店で、まさかMSGは使っていないだろう、、と、お店に確認したところ、
返ってきた返事は、謝罪と使っています、の言葉でした。
この価格帯の中華料理店でもこれです。
もっとリーズナブルな中華料理店ともなると、ちょっと怖くなります。
こんな事件もあり、欧米では画像のような
[No MSG]のマークを掲げているオーガニックレストランが人気のようです。
ちなみに、当店もマークこそ掲げておりませんが、[No MSG]でやっております。
どのようにできているのかというと、
石油から合成していた時期もありますが、今は微生物を培養して作っているそうです。
グルタミン酸を、大量に、しかも細胞の外へ放出する
突然変異をした微生物を選びます。
その微生物(細菌)にえさとなる有機物(糖、脂肪、ビタミンなど)を加え、培養します。
その時、脂肪は水に溶けないので、溶かすために「合成洗剤」を加えます。
この菌は、抗生物質(クロラムフェニコール:発ガン性あり)を加えると、
菌の外にグルタミン酸を放出します。
培養が終わると、細菌と上澄みの部分に分けます。
上澄みの部分のPHを、あるPHに合わせると、グルタミン酸が沈殿します。
その沈殿を水酸化ナトリウムと反応させて、グルタミン酸ナトリウムを作ります。
また、危険性として、さきほどご紹介した中華料理店症候群(CRS)の他にも、
胎児への影響が特に心配されます。
アミノ酸の主成分であるグルタミン酸ナトリウムは脳に多く広がって行きます。
そしてその脳の発育を遅らせたり、血液中の毒が脳に行かないように関所の門の役割をする脳血液中関門を傷つけてしまいます。
厄介なのは、妊婦がこれを摂取すると大変分子が小さい為、
いとも簡単に胎盤を通りぬけてしまう事です。
特に母親の肝臓が弱っている時は細心の注意が必要です。
他にも成長ホルモン、生殖機能、甲状腺障害も取り沙汰されています。
また問題なのが、
MSGは原材料記載では、「調味料(アミノ酸等)」と記載されます。
しかもこれ、一括表示が許されているので、
”どんな化学調味料”が”何種類添加されているか”全く分からないのです。
一括表示が判りやすいという理由で行われているのですが、
添加物屋や加工業者にとって、「これほど都合の良い法律はない」と言えるでしょう。
メーカー側も、原材料にカタカナでよくわからない化学物質の名前を記載したくはないのです。
避けれらてしまいますからね。
了解をいただき2015-04-30にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。
ちなみに、この旨味調味料の代表、味の素。
東南アジアでは野犬狩りの餌に使われているそうです。
野犬狩り用のエサの肉に、大量の味の素を振りかけておき、
その肉を食った野犬が、脳をやられて、フラッときたところを捕獲するそうです。
少量なら問題ないでしょ?という声もありますが、
そもそも、この科学調味料はかなり蔓延していて、
意識して避けるように、摂取を減らすようにしないと、普通に食事していても、現代では少量では済まなくなっているのです。
一つの目安として、外食の際は、
ダシをとってない店には行かない、ということを意識していただけると良いかと。
結局、料理はダシが決め手です!
ご自宅ではもちろん、ダシを取っていない飲食店は、避けるようにしてください。
主に洋、中で使う鶏ガラスープは、正直かなり面倒で大変で、しかも足が早いです。
そこで、和のカツオ昆布出汁の、
簡単な講習会でも開こうかなあ、、なんて考えていたり。
ちなみに、画像は賄いで作った酢豚です。
もちろん、科学調味料などは使わず、特製の鶏ガラダシを使用しております。やはり、ダシが決め手となります。
ありがとうございます。