テールスープ!それ、本物?
今回は、牛のテールスープをご紹介します。
というのも、やはり食の基本はダシです。
そして、この牛のテールを使った
テールスープは、とにかくダシを取るのが大変なんです!
牛のテールスープは、牛のテールと、各種野菜を4時間ほど煮込んでダシをとります。
骨髄がゼラチン状になり、溶け出してくると、
とても上品なコクのテールスープが出来上がります。
ただ、全体でみると、脂が多いので、使えるところは そう多くはないんです。
商売で言ってしまえば、かなりの原価になり、それほど日持ちの良いものでもありません。
正直、とてもじゃないが、商売には向いていません。。。
また、豚骨スープも、かなり大変です。
自店で豚骨スープを取っているラーメン屋さんは、少ないのが現実でしょう。
焼肉店で、テールスープを置いているところをたまに見かけますが、
アレは注文しない方が良い、というのが私の意見です。
というのも、北海道で焼肉チェーン店をやっている方から聞いた話では、
テールスープを自店でとっているのではなく、スープ自体を業務用で仕入れているそうです。
やはり、手間とコストを考えると自店でしっかりダシを、というのは難しいのでしょう。
了解をいただき2015-05-28にF.B.pageから紹介した記事の再掲です。
ちなみに、業務用のテールスープは、添加物まみれなので、
体に良くありません。美味しくはできていますが、
わざとらしい、ハッキリとした味になっていて、
深みなどはあまり感じられないでしょう。
飲んでいると、喉が乾くこともしばしば。。。
しっかりとダシをとったテールスープは、上品なコクがあり、それは美味しいものです。
もちろん、中には圧力鍋などを駆使して、
自店でテールスープをとっているという優良店さんもあります。
そういうお店を見つけて、外食の際に利用していけば、
健康的な食事になり、スローフードも実現していけるのでは、と思います。
当店では、普段は鶏ガラでダシを取っています。
あとは、魚介のダシ。これが基本です。
ありがとうございます。
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆作家 坂根龍我さんの作品を主に waca-jhi's diary
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