輸入食品の安全性は?
安全を妄信するのは危険
平成23年度に輸入された食品等は
検疫所への届出件数で約210万件
このうち約23万件について検査を実施
1257件が食品衛生法違反として措置されました。
つまり 約10%しか検査していない。
すべてを検査するのは物理的に不可能。
だからといって 即 90%が
すべて危険だとは言いませんが・・・
ただ すべて検査していない事を
我々は認識しなければなりません←ここ重要
もちろん検疫では過去のノウハウ等から
疑わしい物をしっかりチェックしてくれていますが
それでも全部は検査できませんから当然疑って掛からないと怖いわけです。
(検査できない理由は全数検査は莫大な費用と膨大な時間が掛かるから と言われています)
日本では市販されていれば「安心」みたいな風潮がありますが
その安全は検疫が優秀だからだったかもしれません。
しかし時折その検査をすり抜けてしまう物がある事実も忘れないようにしないと過去に有ったように農薬入り餃子等が出回ってしまうことも有り得るのです。
また もうひとつ気になる問題は「輸入食品等事前確認制度」というのがあります。
これは事前に様々な登録や検査をする事で 輸入手続きが簡単になる制度です。輸出国で公的機関の検査結果を添付し日本側がチェックしOKが出れば3年間検査免除になるとの事。
例 民主党時代に決まった韓国キムチ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0601&f=national_0601_195.shtml
3年間検査無しでした。←信じられませんが事実です。
この検査無しの期間11~12年には 韓国 国内ではキムチからノロウィルスが検出されて大問題になっていたのに・・・
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/other/2012/dl/121206-01.pdf
JETRO「輸入食品等事前確認制度」
http://www.jetro.go.jp/world/japan/qa/import_12/04A-010169
簡単に2つのパターンをご紹介しましたが
理想と現実は違うことを知る事が大事。
売っている物だから安心だろうという考えは
悲しきかな通用しないのです。
過剰に神経質になるのも良くないですが
あまりに無関心になり過ぎるのも良く有りません。
食べる時には ゆっくり時間を掛け よく噛んで食べれば
異常があればかなりの確率で分かります。
大体 現代の誤飲事故や混入事故等は
気をつけていれば 飲み込む前に気付く事も多いのです。
いつも考えて食べることが大事♪
紹介させていただいた記事の再掲です。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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