遺伝子はスイッチのオン・オフで変化する
遺伝子にはスイッチがある。
この事実はまだ、あまり知られていないのではないでしょうか?
つまり、遺伝子は生まれつき決められ、生涯変わることのない固定的なものではありません。
そのときどきの体の環境や心の状態などによって変化していく柔軟性があるのです。
その自在な変化をコントロールしているのが遺伝子のスイッチです。
したがって、いのちというものは私たちが考えているよりもはるかに静的ではなく、動的なものなのです。
私はこのことを説明するのに、よく大腸菌の例をあげます。
大腸菌は通常ブドウ糖を食べて生きています。ですから乳糖という違う物質を与えてもエネルギーにすることはできません。
しかし、他に何も与えないで乳糖だけを与えつづけると、そのうち乳糖をエネルギーに変えることができるようになるのです。
これはまさに科学的に遺伝子が変化した状態です。
乳糖をエネルギーに変えなければ死にいたるかもしれんばいという環境によって、遺伝子がオンになり、乳糖をエネルギーに変えられるように大腸菌が変化したのです。
もちろん、同じことが人間の遺伝子にもあてはまります。
単行本『SWITCH 遺伝子が目覚める瞬間』(村上和雄著)より
2014-5-24に投稿した記事を再掲しています。
次女の難病が家族の食事を変えました。
家族の苦難を長女が笑いで吹き飛ばそうとしてくれました。
食べ物が変わり、笑が増え、次女は治りました。
発病前と今の次女は、性格が全く別人です。
食事と笑いで次女の遺伝子スイッチが切り替わり、その次女が家族みんなのスイッチを切り替えてくれたんだと思います。
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
waca-jhiのblogの一望は wab's blog