waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

貴方の使う塩はどれ?

今日は塩の製法の違いについて・・・

 塩と言っても いろいろな製法があり大よそ7種類くらいに分かれます。

 

それぞれの違いが分かっていると選ぶときに便利ですよね。

みなさんが使っている塩はどんな塩でしょうか?

 

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき、
2014-07-23に紹介させていただいた記事の再掲です。

 

 以下は 市販されている食用塩の種類

 (基本的に濃縮を繰り返す事が多く その方法の違いが大きい)

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  1食塩 もっとも一般的な塩 俗に言う精製塩 (にがり無し)

  海水からイオン交換膜透析法で抽出濃縮しさらに真空式蒸発缶等で濃縮して作る。

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  2海塩 

 ・完全天日塩 海水を塩田等で濃縮し 太陽と風のみで結晶化させた物(加熱無し にがり有り)

 ・平釜塩 海水を塩田等で濃縮し 平釜で煮詰めた物(加熱有り にがり有り)

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  3再生加工塩 (にがりはメーカーの加減による) 

 ・自然海塩加工 輸入した塩と海水を合わせ精製した塩に にがりやミネラルを添加して成分を調整した物

    「赤穂の天塩や伯方の塩」等

 ・イオン交換膜透析法で抽出した塩化ナトリウムに にがりやミネラルを添加して成分を調整した物

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  4岩塩  

 ・乾式採鉱法 (基本的に にがり 不純物有り)  

 普通に鉱山のように掘っていって直接岩塩を掘り出した物。

 自然に色付いた物もあります。鉄分だと赤っぽい物等々

 ・溶解採鉱法(にがり等はメーカーの最終製造法による)

 岩塩の層に水を注入し塩水を作り 取り出し真空式蒸発缶で結晶化した物。

 この岩塩は液体ですから 物によって成分調整の為にミネラルを添加したり見た目を良くする為に着色料を添加する物も有るようです。

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 真空式蒸発缶とは ウイスキーの蒸留のような 連続的に蒸発させて塩分を濃縮するシステム。

 

どうして日本では食卓塩のように精製塩になったかというと 海水の成分から 身体に良くない成分を出来るだけ排除する為 塩化ナトリウムだけを取り出す方法を追求したら現在のイオン交換膜透析法になったというのが理由らしいです。

 しかし このような塩は日本独自のスタイルで 海外では溶解採鉱法の精製された岩塩が約60%のシェアです。

 

あと「これがベストな塩です!」っと書くと記事としてはウケるのでしょうけれど 実際にどれがベストっというのはケースバイケース。

 

また そう言うと「では その塩なら食べ過ぎても気にしなくて良いのか?」っと誤解される方もいますがリスクの問題なので 良い悪いの二択でなく その成分と摂取量等バランスの問題なのです。

 

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp

                  

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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彦根市漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary

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