waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

代表的な 人工甘味料

一昨日のアドバンテームの認可承認のお話から
今日は代表的な人工甘味料をまとめてみました。
 
1. サッカリン 
  戦前に認可 1973年に一時禁止 その後再認可

砂糖の350倍以上の甘さ
1日あたり「0.005g×体重kg」まで
60キロの人で 1日0.3gまで
水に溶けにくい 苦味有り。

トルエンを原料とする
発がん性 否定されているが異論も有り
使用量に対して考えれば毒性は高め。
水に溶けにくい為 ガムなどに使用される事が多い
水に溶かして使う時はサッカリンナトリウムを使用

2. アスパルテーム 
  1983年認可

砂糖の100~200倍の甘さ
1日あたり「0.05g×体重kg」まで
60キロの人で1日 3gまで

カロリーは砂糖と同じだが
 圧倒的に使用量が少ない為 低カロリー

アセスルファムカリウムと併用すると甘味度が40%強化され、甘味の立ち上がりが砂糖に近くなる。
液体内では安定性に欠けるのが欠点
フェニルアラニンを含む為 6歳くらいまでは避けた方が良い
味としては不味い事で定評有り。

3. アセスルファムカリウム 
  2000年認可

砂糖の200倍の甘さ
1日あたり「0.015g×体重kg」まで
60キロの人で1日 0.9gまで

サッカリンに似た苦味あり アスパルテームと併用する事多い。
酢酸を熱分解して得るジケテンより合成

4. スクラロース 
  1998年認可
砂糖の600倍の甘さ
1日あたり「0.005g×体重kg」まで
60キロの人で 1日0.3gまで

砂糖に一番近い甘み
塩素化合物のため、発ガン性やその他の毒性が懸念されたが、現在までに毒性の報告はない。

5. ネオテーム
  2002年認可

砂糖の7000~13,000倍の甘さ
1日あたり、0.002g/kgまで
体重60kg の人で1日0.12g まで

米国M社開発 立ち上がりの鈍い甘味

6. アドバンテーム 
  2014年認可

砂糖の14,000倍~48,000倍の甘さ
1日あたり、0.005g/kgまで
体重60kg の人で、0.3g まで

その他 特性詳細等 不明

 

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき、
2019-08-13に紹介させていただいた記事の再掲です。

f:id:wacag:20190830154641p:plain

こうやって比べてみると・・・
今回承認されたアドバンテームが「桁違いの甘さ」なんですね。 

またアスパルテームと アセスルファムK
よくセットで入っている理由も分かりました。
味が問題だったのですね。

 

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp

                  

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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