今対策と未来対策
病気や不調の方は、体を労わる気持ちが強くなってしまいがちです。
その結果、今の体の状態に合わせ過ぎてしまいます。
冷え性だから体を冷やさないようにする、これも必要です。
しかし、これで冷え性が解消される訳ではありません。
たくさん服を着たり、カイロをあちこちに貼ったり部屋を暖房で温めたりします。
生野菜や果物も体が冷えるから食べないという人もいます。
しかし、これでは体は変わろうとはしないのです。
今の体の状態に環境を合わせているに過ぎないからです。
対症的な行動だけでは、体は理想に近づかないということです。
体は、変わる必要性を感じると変化します。
例えば、筋力がないからと軽い物ばかりを持っていては、重たいものがますます持てなくなります。
しかし「重たいな。。。」と思うものを持ち続けることで、体は重たい物を持つ必要性を感じます。
そして体は重たい物を持てる体に変化しようと動き始めるのです。
筋肉は鍛えられて重たい物を平気で持てるようになっていくのです。
これが体を変えるという行動です。
また、ダイエットしようと食べる量を減らすと体は省エネ体質へと変化していきます。
少しの栄養とカロリーで体を維持できるように変化していくのです。
このように体は環境に合わせて変化してくれるということです。
ということは、体を変えたいなら、環境を変えることも必要だということです。
体は必要性を感じると、変わろうとしてくれます。
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
その機能をうまく使うことが体を変えることに繋がるのです。
今が寒いので温かい物を飲む、これは今対策です。
外が寒いから上着を着て出かける、これも今対策なのです。
寒い冬にゆっくりと湯船に浸かり体を温める、これも今対策です。
暑い夏に酢の物を食べて体を冷やす、これも今対策です。
今対策は今の状況に対する対策で、未来を変えるものではありません。
冬に出来るだけ薄着で過ごすことは寒さに強い体を作ることに繋がります。
未来を変えるには寒さを感じることや暑さを感じることが必要で体はそれに対応しようと変化してくれるのです。
「病気なのに、難病なのに、そんなこと出来ない。。。」って思う人もいるでしょうが
病気だから、難病だから今の体を変えることが重要なのです。
病気だという意識があるから、どうしても過保護になってしまいがちなのです。
もちろん、状態が悪い時期は話は別です。
それは病気の人でも健康な人でも、安静にして無理をしないことです。
しかし、普段から今の状態に合わせすぎると体をよりダメにしてしまうことにも繋がるのです。
今の状態を克服しようとするなら今対策だけではなく、未来が変わるための未来対策も必要だということです。
過保護=体は変わらない
逆境=体は変わろうとする
ただ、病状が非常に悪く、安静が必要な場合は別です。
そんな時は過保護に体を労わることが重要になってきます。
しかしそれは、治すためではなく今の状態を乗り越えるための今対策としてです。
この辺りを混同してしまうと、いつでも過保護になってしまい治ろうとする体の足を引っ張ってしまうことにも繋がります。
子供の体を強くしてあげることも同じです。
寒いからとたくさん服を着せることで、体は過保護になり温める力を失ってしまいます。
風邪をひいちゃいけないから。。。と厚着ばかりをさせるのは体をダメにしてしまいます。
体を冷えから守ることと、寒さに強い体を作ること
今対策と未来対策、この使い分けとバランスが重要ですね。
また、それだけでなく体を変えるための対策として、原因を取り除くことも必要です。
病気や不調の人は、体内毒素が溜まっていたり、腸内環境や血流が悪かったりします。
また、下半身の筋力不足と上半身の筋肉硬直で全身の血流が悪いのも特徴です。
これらを食事や体を動かすことによって原因を取り除いていく必要があります。
原因を取り除いていくこと、その時々の状態に合わせて今対策と未来対策を行うことが大切です。
難病克服支援センター
https://kokufuku.jp/
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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