塩分は摂り過ぎもダメ 摂らなさ過ぎもダメ
塩分 無いと困るけど長期的な塩分過剰摂取はやっぱりダメ。
高血圧や様々な疾患の原因に・・・
たまに食べ過ぎても ほとんど問題にはなりませんが長年に渡り塩分の強いものを食べ続けると血管を傷つけたり高血圧などの原因になるそうです。
このままだとガンよりも 高血圧や血管損傷による心臓麻痺 脳卒中 腎不全などで亡くなる人がさらに増えてくるのでは?と懸念されています。現在でも高血圧由来の死因を まとめればガンよりも多いのです。
参考URL 厚労省
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/shinzou/number.html
日本では 加工食品やラーメン等のジャンクフードの普及で 実質的に 1日の塩分摂取量の平均は11g以上だそうです。
ただ平均なので多い方は20g以上の方もいるでしょうし 少なすぎる方はもっと少ない場合もあるでしょう。
この塩分論争の難しい所は 人それぞれ 必要な塩分量が違うという事です。
体の小さい人は少なくて良いでしょうし、大きな人は やはりそれなりに食べないとナトリウムバランスが崩れます。
全体の傾向としては 1950年代はもっと多かったそうですが その頃に比べて現代は肉体労働は少なくなり 家事等も楽になり
その他にもエアコンの普及等で あまり汗をかかなくなっているので
当然 環境に合わせて行くべきです。
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注意 大量の汗をかくような特殊な環境の方は別です。
適宜 塩分を摂取して下さい。
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・出来るだけ 加工食品は食べない
・麺類のツユは必ず残す。
・おかずには出来るだけ下味をつけないで
食卓で食べるときに塩や醤油をつけて食べる。
(その方が少ない量で塩味を感じる為)
・酸味やスパイス、香味野菜を上手に利用する。
・出来るだけ濃い目の出汁を使うと調味料が少なくても美味しく感じる。但しティーバッグ入り出汁の素や 顆粒状の出汁の素は 塩分が含まれているものがあるので注意。
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上記を心がけるだけでも かなり違うと思います。
摂り過ぎるのは簡単ですから あえて ここには書きません。
本来は自然な状態で摂取していれば それほど過剰に摂取してしまう事は無いのですが 現代は加工食品ばかりなので舌が誤魔化されてしまう事が多いのです。
化学調味料はグルタミン酸ナトリウムと言ってその成分の31%が塩分と言われています。
ですから 麺類のツユとかですと ただでさえ塩気が強い所に化学調味料を入れると言う事は 「塩に塩を足す」ような物なのです。
それなのに 本来なら飲めないほど塩気が強いはずのものが
化学調味料を入れると味覚が飽和してしまいまろやかに感じ飲めてしまうのです。
その感覚のズレが怖いのです。
また人間の凄いのは 一時的に 身体に悪いと思われる量の塩分を摂っても身体が何とか対処してくれるという事。
だからと言って 長期間 同じ事を繰り返していると「面倒見切れないよ」っと見放され 病気になってしまうのです。
そう思うと我々は もう少し自分の体に感謝しなければならないのかもしれません。
2014-09-19に紹介させていただいた記事の再掲です。
念のため・・・
現時点では 減塩し過ぎも良くないという結果も出ています。
明らかに過剰摂取が良くないのは すでに高血圧の方や肥満者
また 高齢者の方。
逆に身体を使う仕事や運動する人の場合で1日摂取量が3g以下になると逆に心疾患等のリスクが27%増える事も確認されています。
但しこの実験は尿中のナトリウム濃度から換算しているので実際の数値とは違う可能性もあります。過信は禁物。
多い少ない どっちが良いのか?という議論ではなく、人それぞれ 必要な塩分量は違うという事。
いつも言いますがバランスです。
汗をかく夏と 冬でも違う事等を踏まえ ご自身の生活に照らし合わせながら塩分を摂取することが大事。
その為には「適正な味つけ」という物を日常から意識して食べると言う行為も大事だと思います。
正しい味覚を持つ事が出来れば 多くの場合数字などに頼らなくても感覚で正しい食事を楽しむ事が出来るはずなのです。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
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彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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