値段が高い方が 美味しく感じる
高い食事は 毎日・・・とはいきませんが
どうも 高いほうが美味しく感じるらしい事がサンディエゴの学会で発表されました。
米コーネル大学応用経済学・経営学部教授のブリアン・ワンシンク氏らの研究。
ワンシンク氏らは、4ドル(400円)しか支払わない組と 8ドル(800円)を支払った組と何人か無作為に作り 食べ放題のビュッフェで食事をしてもらった。
その後 全部で139人に 食後に感想を書いてもらった。
その結果、高い方の人は 安い方の人よりも 平均11%多く食事を楽しんでいた。
両方とも食べた量は大よそ同じだったが
安い方の人は 食事が進むにつれて不安を感じるようになり、その食品を好まなくなったそうです。
ワンシンク氏らは 「価格1つで 顧客の食事に対する評価や認識に大きな差が生じる」っと述べている。
また「今回の研究は一見 些細な事のようだが 予想以上に食習慣に影響を及ぼしているのではないか?」とも言っている。
2014-11-02に紹介させていただいた記事の再掲です。
悲しいけれど 美味しさと価格を正しく理解すれば
それほど高くなくても美味しい物を食べられるはずなのですが・・・
一般的には そんな風に思えない人も多いという事なのかもしれません。
逆に大した料理でも無いのに やたら高いと それだけで有り難がってしまう人も・・・
このニュースを読んで思い出したのは
昨年の 数々の 大手ホテルチェーンでの食品偽装事件。
高い値段そのままで 食材を落としていけば
あれだけ滅茶苦茶な事をしていても 発覚しないという事を証明しています。
業界人として 本当に残念な事件でした・・・
ただ今回の結果を踏まえると お客様も それなりに楽しんでいたという事でしょうか?
いやいや それでも ダメな物はダメだと思いますが・・・
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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