市販のお惣菜の落とし穴
最近も よくテレビで「お年寄りから若者まで お惣菜が大人気!!」みたいな特集をよくやっていますが これは経済界は喜ぶかもしれませんが 僕は あまりお勧めしません。
理由は 素材の価格を考えたら 結局高い物を買わされてるだけだからです。
映像を観ればシリコーン入りの油で揚げた食品添加物満載の揚げ物が山盛り。
(揚げているシーンを見れば泡立ち少ないので分かります)
その他 袋から出して詰めているだけのおかずが山盛り。
添加物だらけ・・・
こういう店に勤めた事がある人の話では
ただ機械的に並べていると上司に「ちゃんと出来立てに見えるように置かなきゃダメでしょ!!」などと怒られるそうです(苦笑)
今は ホテルや百貨店の高級レストランでも本当のシェフがリストラされ
料亭でも板前がリストラされ 業務用冷凍食品を使っている所がとても多いのです。
全部ゼロから自分で作っている所は本当に少ないと思います。
ステーキすらカット済みの成型肉等々は広く使われていたわけで・・・
消費者側も安さを求めるから
当然そういう方向にならざる得ない。
適正な価格を出すから ちゃんとした物を食べたいと訴えるべきです。そうじゃないと どんどん安かろう悪かろうになっていきます。
結局 売り手側は 儲ける事が目的でやっているのですからチープだろうが冷凍食品だろうが
売れれば良いし 会社で従業員が増えれば増えるほど 当然 利益も確保しようとしますから それらがエスカレートした先はどうなるかは明白です。
自分が作るよりも
作られて売っている物が安い事は有り得ません。
安いのには必ず理由があります。
2015-04-10に紹介させていただいた記事の再掲です。
「お惣菜」は便利で楽かもしれませんが 犠牲も大きいです。
油物が多い 不健康な内容 食品添加物 偽物の味 安かろう悪かろう等々 利便性を追求すれば必ずどこかに歪みが出来ます。
安くて便利で健康的と・・・
すべてを満足させる なんて事は有り得ません。
便利になった分 どこかが犠牲になっています。そしてそれはある程度仕方のない事です。
本当に お惣菜で良いのか・・・
たとえご自分は良くても 子どもさんにはちゃんとした物を食べさせてあげて下さい。
子どもさんは自分で食べるものは選べないのです。
改めて・・・
「何を犠牲にしているのか?」そして「本当にそれを犠牲にして良いのか?」を考えてみて下さい。
そしてお惣菜は便利だけど 結局お母さんの手作りに敵うものでは無いという事忘れないで下さい。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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