退化する味覚
口コミやネット・テレビ・雑誌で流行りの店に行ったけど意外に美味しくなかったというパターンって結構多いですよね。
(ステルスマーケッティング等は除く)
理由は以下からだと思います。
1 人間は意外に 普段から「味を」意識して食べている事が少ない
2 化学調味料や添加物のお陰で どの食品も味が均一化してしまってる
3 本物と偽物を食べ比べてみたりする機会が非常に少ない
4 見た目や雰囲気で誤魔化されてしまい 味が二の次になってしまっている
とある国産の「非遺伝子組み換え飼料」しか与えない養鶏場では 一般的な「遺伝子組み換えの飼料」を試しに与えてみた所 マズイからか鶏がホトンド食べなかったそうです。
まして「野ねずみ」すら 目の前にある遺伝子組み換え飼料には目もくれないで 国産の「非遺伝子組み換え」飼料の方を狙うようです。(注 現在ホトンドの養鶏場の鶏は既に遺伝子組み換え飼料)
普段 食べ物に対して美味しいとか不味いとかいう事を強く意識させられてますが その美味しいは企業が作り出した幻想かもしれません。(美味しそうに見せるCM等沢山ありますよね)
人間は その情報源として 視覚が60~70% 聴覚が30~40%と言われています。
だから「美味しそうに見せる」のは いくらでも出来るのです。
本来は見た目や臭いや舐めてみて食べられそうなのか等々トータルで判断してきた歴史が有るはずなんですが それらの本能的な部分が今は弱ってきていると感じます。
僕も普段から食品添加物や その他の物について色々と書いていますが 結局CMやパフォーマンスによる 視覚や聴覚で騙されない事 行き着くところ臭覚を含めた「本来の味覚」という物がとても大切なんだな・・・っと思います。
誤解のないように書きますが お店の雰囲気や料理の見た目 すべてを否定する分けでは有りません。店によってはパフォーマンスが売りの所も有るでしょう。
ただ 食べるという事は生きる為に食べているわけですから栄養に富んだ食品等から得られる本来の味わい「味覚」というものが一番重要だという事です。
そもそも味覚さえしっかりしていれば 極端な加工食品や極端に不健康な食べ物の大半はマズイと感じ自然に排除出来るものなのですから 普段から出来るだけシンプルな食事をして 本来あるべき味覚を取り戻すことが重要だと思います。
食品添加物が多い加工食品ほど 作られた味ということを認識しないといつまで経っても本来の味覚には到達出来ません。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau
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彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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