waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

現代人は砂糖を摂り過ぎている

昨年 世界保健機関(WHO)は、1日の摂取カロリーに砂糖などの糖類が占める割合を5%未満に抑えるよう呼びかける指針案を発表しました。

これは炭水化物は別ですが それでも平均的な大人の場合、総摂取カロリーの5%に相当する砂糖というと たった25グラムです。

ティースプーンで6杯分。コーラ500mlのボトル半分でオーバーです。

2002年に出された今までの指針では、糖分由来のカロリーは10%未満でした。

WHOの指針では、特に(糖質)より(糖類)に注意との事 

具体的には 砂糖 乳糖 麦芽糖 ぶどう糖 果糖等々

また あまり砂糖類を意識しない食品にも注意との事。

ピザ・パン・スープ・マヨネーズ・ドレッシング・ケチャップ・各種惣菜等

この指針は肥満や虫歯に対する公的研究の分析結果から導き出されたそうです。

ちなみに 主要35カ国で、砂糖入り飲料の飲みすぎが原因とみられる死亡例が最も多かったのはメキシコ、米国は3位。

メキシコ人が1日に飲む砂糖入り飲料は、平均約720ミリリットルだそうで明らかに多いですよね。

米国では、1人1日当たり、約160gの砂糖を摂取していると言われます。

日本では 平均では65gと言われていますが 

一日にコーラ1.5リットルを1本以上飲んでいる方もいるので 過剰摂取になっている人が結構いる可能性も否めません。

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大よそ 1.5リットルコーラで砂糖169g以上

4gの角砂糖で言うと 42個以上です。

砂糖や糖類の摂取について 確かに過去WHOでは「適量の砂糖は健康上問題は無い」としていました。

しかし現代の「食」事情の「糖類の過剰摂取」は明らかに有害です。

また 忘れてはいけないのは 「炭水化物」自体も食物繊維を除けば糖質や糖類であるという所。

誤解しないで欲しいのは「自然由来だから安全」「自然に無い物だから危険」ではありません。

いつも言いますが量の問題なのです。

食べ過ぎたり 飲み過ぎたりすれば どんな物でも毒になりえます。

そこに有るのは 適量の幅が少ない物と 適量の幅が広い物があるだけ・・・

砂糖や糖類は かなり幅が少ない方だと思います。

だから気をつけて欲しいのです。

PS:こういう話題になると

「では ○○という物なら大丈夫でしょうか?」という方が時々いますが糖質全般に言える話であって いくら食べても大丈夫な糖質や糖類は有りません。

また 特異な例を持ち出して否定的なお話をされる方もいますがあくまで常識的範囲 一般的な範囲のお話です。

  このページはF.B.ページ "A seed" さんの了解をいただき紹介させていただいています。

 さらに最近は 希少糖なる物も出てきていますが 

現在100%純粋な物の大量生産は非常に困難である為に1グラム1万円以上と非常に高価であることから 実際の製品には極わずかしか使用されず 

大半は他の果糖ブドウ糖液糖などの甘味料を使っていたり

ある製品では「希少糖含有シロップを使用 3g中 0.112g以上」とホトンド効果は期待できそうにない量です。

現状 従来の甘味料の代わりに希少糖だけを使っている商品は存在しませんので まだ効果ウンヌン言うのは時期尚早かと思います。

- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー  Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/jeffrielau

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