ストレス受けると油を欲しがる
ストレスの多い人ほど ジャンクフードに走りやすい。
ベルギーのルーベン大学の ルカス・ヴァン・オーデンホーブ博士らの研究より
以前から 食べ物によって 心を癒す作用があることは知られていましたが それが感覚や思い込みから来る物なのかハッキリしませんでした。
今回の博士の研究では そういう感覚ではなく 何を食べたかを被験者に知らせずに 脂肪を胃に直接 注入してみたそうです。
実験は ボランティア12人の肥満ではない人に それぞれ 脂肪と 生理食塩水を胃に注入し 悲しい音楽と 悲しくない普通の音楽を聴かせてみてfMRIでスキャン。
すると・・・
悲しい時は 普通の人は 10点満点から 2.5点低下するのに対して 脂肪を入れた人は 1点に抑えられた。
また脳波の不安定さも 普通の人は3~4%の揺れが見られたけど脂肪を入れた人は1%未満だったとの事。
これはストレスを受けた時に出るホルモンに対して
脂肪を取り込んだ時に それを解消する物質が出たからと考えられます。
一般的に ストレスを受けると・・・
「何か大変な事が起きている!もしもの為にエネルギーを蓄えておこう!!」っという風に体が反応し
エネルギーとして 一番効率の良い 脂肪や糖質を積極的に蓄えるような機能があると考えられています。
だからストレス食いは内臓脂肪になり易く太りやすい。
逆に言えば内臓脂肪なので痩せやすいとも言えますが・・・
ただ この研究に参加した12人だけでは「絶対!」とは言えませんが 何らかの関係が有る可能性は非常に高いです。
基本的に 大量の油や糖分・塩分などを常時摂取する事は自分の身体をコントロール出来なくなってしまう可能性が高く危険です。
普段から 極端に甘い物 極端に油の多い物 極端に塩分の多い物等 は 出来るだけ避けた方が良いようです。
もしも あなたがジャンクフードを食べたくなったら
多分 原因はストレスかもしれません。
まずは そのストレスを解消しないと 身体が壊れるまで食べ続けてしまうかもしれません。
参考URL
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
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