waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

よく見掛ける真っ赤な福神漬けの実態

飲食店を営んでいる頃、様々な既製品のサンプルを次から次へと食材業者が持って来ました。

その中で度々薦められたのが、驚く程安価な中国産の真っ赤な福神漬けと、同じく真っ赤な紅生姜でした。 

 よくコンビニのカレー弁当や、牛丼チェーン、

あるいはカレーチェーン等でも見掛ける事もあります。

食材業者が薦める理由は、

このタイプの福神漬けや紅生姜は、これらの業種以外でも中華料理での使用頻度が比較的高いとの説明でした。

何でも炒飯に付けている店が有るとか無いとか……。

初めに薦められた中国産の福神漬けの価格を聞いて少々驚きました。

四年前の価格で1Kg入りの袋詰めで、何と¥170でした。

 

会社名は明かせないとしながらも、当時は某カレーチェーンや牛丼チェーンでも使っているから品質には問題ないと思う……。

と、云った妙な薦め方という記憶があります。(現在も使用しているか否かは不明です。)

 

生産地は中国である事からどんな物が使われていても不思議はありません。

この福神漬けと紅生姜以外にも、つぼ漬け等もあった様です。

その次に薦められた漬け物が、これまた添加物てんこ盛りな国産の福神漬けでした。

しかしこれも同じく真っ赤っか。(^^;

原料を聞いてみると、野菜は中国産で調味料は〈基本的〉に国産との事。(基本的の意味がよく解りません。)

添加物は東南アジアと中国製との説明でした。

これでは実質的には中国産の福神漬けと殆ど変わらない氣がします。 ^^;

では、この一応〈国産〉の福神漬け、如何なるものなのか?

 

小田原で食べ物の研究と料理教室などをしていらした故平野鉄也さんのFBへの投稿記事を
了解をいただき2015-02-15に転載させていただいた記事を再掲しています。

 

幸い(?)この食材業者はお客様への説明の意味もあり、詳細に調べてくれていました。

(因みに、これらの商品を購入する殆どの店舗は、内容等は確認せず、価格のみで味見もせずに購入しているとの事。彼とはその後も連絡を取り合い、僕に貴重な情報提供をしてくれています。(^^;)

※ある国内食品メーカーの福神漬けの一例をご紹介します。

〈材料名〉

・大根 ・茄子 ・胡瓜 ・蓮根 ・生姜 ・茗荷 ・紫蘇の葉 ・胡麻

(以上が殆どが中国産)、・ブドウ糖果糖液糖(GMコーンシロップ)

アミノ酸液(植物性蛋白を塩酸分解し、苛性ソーダで中和した液体。これを粉末化すると蛋白加水分解物になります。アメリカ産大豆が主体らしいとの説明なのでGMの可能性有り。)

・醤油

  (合成:水〜アンモニア系カラメル色素〜アミノ酸等〜醸造用アルコール〜化学塩〜ブドウ糖果糖液糖(GMコーンシロップ)〜人工香料〜酸味料(微量の合成クエン酸)等を合わせただけの醤油モドキ。

  因みにこれらの添加物は〈キャリーオーバー〉とされ、表示義務はありません。何故か日本ではこれが、れっきとした醤油として認められているのです。不思議の国〜日本。)

・食塩(化学塩) ・穀類酢(使用されている乾燥穀類がアメリカ産との事。これもGMの可能性大。) ・蛋白加水分解物(更に合成旨味成分の追加です。)

〈※アミノ酸液と蛋白加水分解物は添加物扱いされていません。〉

〈添加物〉

アミノ酸等(※1) ・酸味料(合成クエン酸) ・保存料(ソルビン酸K) ・甘味料(※2) ・合成着色料(きごう(※3)

・人工香料(※〜4)

(※〜1*アミノ酸等 ・グルタミン酸ナトリウム ・塩化カリウムクエン酸三ナトリウム ・リン酸水素ナトリウム ・乳酸カルシウム 

 ・DL-アラニン ・5-イノシン酸ナトリウム ・L-酒石酸カリウム ・フマル酸-ナトリウム ・コハク酸 ・D-ソルビトールコハク酸ナトリウム ・L-リジン塩酸塩 ・炭酸カリウム ・DL-メチオニン ・L-アスパラギン酸ナトリウム ・L-アルギニン ・蛋白加水分解

〜以上の18種類を一括りに表示したのがアミノ酸等になります。)

(※〜2:〜サッカリンNaについては再認可された事から無害であるかの如き印象を持つ方も居る様ですが、後の更なる研究から有毒性が確認されています。この経緯は説明が長くなるので、回を改めて掲載します。因みに再び有毒性がハッキリと確認されながらもサッカリンは認可されたままです。厚労省のお役所仕事ですね。)

(※3〜タール系色素・赤色102、黄色4、黄色5、赤色106。以上全て殆どの他の先進国では使用禁止の発癌性物質。)

(※〜4:紫蘇の香りは、l-ペリナアルデヒト、リモネン、a-ピネン、ナギナタケトン、等の様々な化学物質を組み合わせて作られているそうです。因みに香料は何種類・何十種類使っても、単に〈香料〉と一言載せれば良い事になっています。)

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これらの添加物の殆どは、日本以上に基準がいい加減な中国・東南アジアのものとの事です。

単に農薬まみれの可能性が高い中国産農産物をふんだんに使用するだけでも問題があるのに、この上更に安全性に不安が多い中国・東南アジアの食品添加物を、これもまたふんだんに使用しているのです。

イベント等でもそれらしきものを見掛ける事もあります。

子供たちが口にする事があるこれらの食材。

これだけの大量の農薬と化学物質を口にする前に、よく考えた方が賢明だと思います。

 

                  

過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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