合成甘味料に蟻は集まらない
とはいえ栄養価は間違いなく無いです。
毒性が どの程度有るのかは まだよく分かっていません。
ちなみに 同じカロリーゼロの こんにゃくの有用性と毒性は 大よそ分かっています。そこが違います。
これは合成甘味料の多くが 化学実験中に偶然発見された事も1つの要因だと思いますし 自然科学の専門家に言わせれば 砂糖をエネルギーと認識できた種が現在生き残っているからだ ・・・とも言われています。
そして化学者であっても合成甘味料がどうして甘いのかは分かっていないそうです。
また現在発表されている文献等をいろいろ読んでみましたが 現在の所 明確な合成甘味料の毒性は確認されていません。
では健康に良いのか?っというと いささか懐疑的。
(安全性については最低100年3世代は経てみないとハッキリしませんので「安全です!」と断定するのもまだ早いと思います)
ただ最新の研究結果から合成甘味料でも太る事が明白になってきた以上 あえて合成甘味料を選択する意味が無い事も事実です。
また 難しいのは 合成甘味料は工業的に安く大量に作られる事から多くの化学系企業の影響を受けています。
一説には莫大な資金力で許認可を受けたとも言われるくらい。
本当の安全性は もう少し先になりそうですね。
ちなみにマウスでも同じ結果 犬でも同じ結果になるようです。
個人的にも不味くて苦手です・・・
所さんの目がテン!より
砂糖のほうに寄り付いたアリは全く離れないのに対し、甘味料のほうに集まったアリはすぐに去っていくのです。
さらに時間が経つにつれ、甘味料には集まらなくなり、砂糖に人気が集中。5時間後には、まさに黒山のアリだかり状態となりました。
比較のため、ほとんどカロリーのないコンニャクに、ゆで卵、豚肉、ご飯を並べ、試してみると、やはりコンニャクにはほとんど寄ってこなかったのです。
http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/10/09/0918.html
その他
全国こども電話相談室 いきものより
http://www.tbs.co.jp/kodomotel/animal/0115.html
2014-12-11に紹介させていただいた記事の再掲です。
以下ではアスパルテームのウィークポイントが紹介されています。
炭酸に使用すると最終的に分解されてしまい甘味を感じなくなるそうです。
四季報 コーラ白書より
http://www.colawp.com/seasonal/199907/sweetner/
米国ではコーラの合成甘味料版は 即受け入れられましたが味にうるさい日本ではNGだったというのも面白い考察です。
結局アリにとって合成甘味料は未知のモノなんでしょうね。
PS
一般的には人工甘味料と言われたり合成甘味料と言われていますが ここでは「合成」に統一させて頂いております。
ここで言う合成甘味料はアスパルテーム・アセスルファムカリウム
スクラロース・サッカリン・ズルチン・チクロ・ネオテームを指します。
時々 人工甘味料でも蟻が集まったという方がいますが
成分が自然由来の合成品の場合 稀にそういうケースがあるそうです。トレハロース・マルチトール・ステビア・キシリトール等々
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写真は スペインの棒付きキャンディメーカーが2005年に発表した販促用ポスターです。
当時は 蟻が寄らないからカロリーが無い
カロリーが無いから「太らないキャンディ」として販売したのですが
近年はカロリー無しでも太る事が証明されつつあり今となっては残念な例として使用される事が多いです。
これ自体も実験すると このポスターのようになります。
蟻には栄養と認識されません。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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