waca-jhiのブログ

《食⇔健康をもっと知ろう》

取り戻した日

誰でも美味しいと感じるものや好きだと感じることがあると思います。

私はコーヒーを飲んでいる時に幸せを感じますし、心もホッと落ち着きます。

車の運転も好きなので、運転しながらコーヒーを飲む時間も大好きです。

食べ物なら辛めのグリーンカレーやお寿司、食べている時は本当に幸せな気分になります。

そんな風に誰でも幸せだと感じる時間や瞬間があると思います。

それが生きがいだったり、自分へのご褒美だったり、自分らしさであったり

それが一瞬で消えたんです。

娘の病気が分かり、それが深刻な状態だと分かった時に消えてなくなりました。

それからはコーヒーを飲んでも心から美味しいとは思わなくなりました。

何を食べても幸せだなぁと感じることもなくなりました。

自分は何も変わってないのに、病気になったのは娘なのに

昨日までの自分と今日の自分

舌が変わった訳でも性格が変わった訳でもないです。

それでもコーヒーを飲んで美味しいと思わない、何を食べても幸せな気持ちにはならない

車が好きなのにドライブへ行きたいとも思わない

そんな自分を感じた時に、生きる上で大切なことに気づきました。

要は心の状態が全てだということです。

美味しいと感じるのも、幸せだと感じるのも

楽しいと感じるのも、ワクワクするのも

そう感じることが出来る自分でいるかどうか、心でいるかどうか、それが全てだということです。

だから、そう感じることが出来る自分に戻りたいと強く思いました。

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医師の宣告通りになっていく娘の姿を待つ、それでは以前の自分には戻れない

娘の未来が明るく開けて、娘の心から不安がなくならない限りは、自分も元には戻れない、そう感じました。

コーヒーを飲んで美味しいと感じる自分

ワクワクしながら新しいことににチャレンジしている自分

そんな大好きな自分に戻れる日を楽しみにしながら、必ずその日が来ると信じて前に進み続けたのを覚えています。

この記事は「病気」ではなく「健康」の観点で読むためにFBページ
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。

そして、その日がきました。

東京への出張中に田町の駅で同僚と2人で電車を待っている時でした。

嫁からのメールで娘の体が正常になったことを知りました。

駅のホームで号泣している私を見て同僚が「この後の仕事は1人で大丈夫やから早く大阪に戻りや~」って言ってくれました。

大阪へ戻る新幹線の中で飲んだ、紙コップのブラックコーヒーが今まで一番に美味しく感じました。

銀座で飲んだ1杯800円のコーヒーより、紙コップのブラックコーヒーが美味しいと感じる心でい続けたいですね。

 ご息女が五歳の時に筋ジストロフィーと診断され五年後には寝たきりになるとの宣告を受け、一時は悪化していたものが「小さな光を追いかけ続けた結果約四年で血液検査も正常に戻り、自力で立て、走れ、自転車に乗れるまで回復・・」との体験をもとに、難病克服支援センターを運営していらっしゃいます。

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過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。

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