化学調味料入り 醤油
本来 醤油は 大豆と塩だけで出来ます。
香り等のバランスの為に小麦を入れるくらい。
2015-08-13に紹介させていただいた記事の再掲です。
(写真)①番が 一般的な物
②番も本醸造ですが そのままでは旨味が足りないのか色々入っています。
③番 ④番は (混合)と書いてあります。
これらには原材料に「アミノ酸液」と書いてあります。
これは「たん白加水分解物」の液体版の事。
「酸加水分解植物性たん白」とも言い 脱脂加工大豆、小麦グルテン、コーングルテンなどの 植物性たん白に塩酸を加えて加熱し、たん白質をアミノ酸に分解したものです。
最終的には 水酸化ナトリウム等で中和し 濃縮したり濾過したものになります。
日本では、液体の酸加水分解植物性たん白を、原料として使用する場合「アミノ酸液」と呼んでいます。
さらに
【 調味料(アミノ酸等)】←化学調味料の事(前述の アミノ酸液とは さらに別)や
ぶどう糖果糖液糖(甘み)まで入っています。
九州や東北の一部地域で多いタイプ。
(俗に甘い醤油)
こういったものですと醤油をかけていたら 意識しない内に化学調味料を かけているのと同じになってしまいます。
何事も量が問題ですから 自覚が無いというのは問題です。
特に 塩分が まろやか・・・と錯覚しやすい
化学調味料入りでは 常に塩分過多になりがちです。
元々(昭和に入るくらいまで)醤油は本醸造のみでした。
それが現在は 早いもので2~3ヶ月
一般的な物で6ヶ月程度で作る事が出来るようになりました(スピードと経済性の産物)。
本来は最低でも1年半 二夏掛けて発酵熟成させた物なのです(気温の高い夏場に発酵が進む為)。
是非 一度 二夏掛けた醤油も味わってみて下さい。
それが本来の醤油の味です。
見分け方ですが そういう醤油には それが最大のアピールポイントなので
必ずその旨が書いてありますので表示をよく読んでから買ってみて下さい♪
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品などは waca-jhi's diary
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