見た目で食べるのはNG
以前 一般的なカキ氷のシロップを調べた所 違いは色と香料のみで その他の要素は ほとんど関係ありませんでした。
特に 色が与える影響はとても大きく 最悪 香料無しでも 見た目で味が ほぼ決まるそうです。
この傾向は普通の食品にも言えます。
だからCM等のイメージや お店なら外観や内装だったり 食品サンプルが重要になってくるのです。
でも 見た目は美味しそうでも実際に食べてみてどうでしょうか?
2015-10-17に紹介させていただいた記事の再掲です。
美味しいと思う物もあれば え?っと思うものもあるでしょう。
(美味しいという感覚(味覚)は単純なものではなく 数々の栄養素を判別する動物が生きるための貴重な器官)
本来 見た目で一番騙されやすいのに 見た目では 一番肝心な美味しいかまずいかは分からないのです。
見た目で美味しいなら 単純に美味しい物の写真を撮れば良いのですが
CMの撮影現場を見れば 分かるとおり 蒸気をかけたり 本来の素材とは違う素材で作ってみたり 美味しそうに見せることに必死です。
以前 親しい料理研究家の先生とお話している中で
「現代は美味しく見せる手法ならいくらでもあります。問題は食べてみて本当に美味しいかどうかです。」っと仰られて
確かにそうだと僕も納得した記憶があります。
今の時代は 加工食品を作る技術は本当に素晴らしく進歩しました。
お陰で昔なら高くて手が出ないような食品が 一見リーズナブルな金額で手に入るようになりました。
しかし それは手間をかけているのに安く売るという矛盾が生じます。
実際には 手間をかける分 安く出す分 材料費を下げたりして あまり良い素材は使われないっという事になります。
事実 安くて美味しいというお店に行けばホトンド冷凍食品ですしCMを盛んにやっている商品ほど素材はイマイチな場合が多いのです。
人間は 本来持っていた味覚や触角や嗅覚が退化してしまったためか 一番見た目に騙されやすい動物なのかもしれません。
騙されないためにも普段から・・・
・見た目で判断しない。
・舌触り 香り 味を考えながら食べる。
・まぶたを閉じて 口に入れてみるのもよいでしょう。
こうすることによって 何も考えずに食べるより「味覚」がより研ぎ澄まされることになります。
それでも「味覚なんてどうでもイイ!」っという人には何をか言わんやですが・・・(^^;
あなたは「何を?」食べていますか。
- a seed 現代自然派調理研究家&プロデューサー Jeff -
元々臨床検査会社に勤めていた所から健康的な食事に
興味を持ち、現在は静岡県焼津市の会員制レストランで
食事と健康についての研究や料理プロデュースをやらせて頂いております。
https://www.facebook.com/aseed.jp
過去記事は目次代わりにpinterestに貼ってありますので、いつでもご覧ください。
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